2020年に発売されたiPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)は、デザインが新しくなったことで大人気。購入を検討している方も多いのではないでしょうか?
ところで、買い替えをする上で悩ましいのが容量選びです。
「できるだけ安く買いたいけど、容量不足も心配」
そんな悩みを解決するため、この記事ではiPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)容量の選び方、おすすめ容量はどれか解説していきたいと思います。
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目次
- 1 iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)の容量と値段を比較
- 2 iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)容量選びのポイント
- 3 iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)の容量で人気なのは?
- 4 iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX) 保存できるデータ量
- 5 ストレージ使用状況の調べ方(iPhone12 使用している容量の確認方法)
- 6 iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)容量の選び方
- 7 iPhone12 Pro/Pro Max 容量選びの注意点
- 8 iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)容量を増やす方法
- 9 iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)おすすめの容量は?
- 10 まとめ
iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)の容量と値段を比較
まずは、iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)の容量と値段をチェックしておきましょう。
カッコ内はワンランク小さい容量との価格差です。
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
iPhone12 mini | 82,280円
(-) |
87,780円
(+5,500円) |
99.880円
(12,100円) |
- |
iPhone12 | 94,380円
(-) |
99,880円
(+5,500円) |
111,980円
(12,100円) |
- |
iPhone12 Pro | - | 117,480円
(-) |
129,580円
(12,100円) |
153,780円
(24,200円) |
iPhone12 Pro Max | - | 129,580円
(-) |
141,680円
(12,100円) |
165,880円
(24,200円) |
上記価格はSIMフリー版ですが、キャリア版もほぼ同様の価格差となっています。
iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)容量選びのポイント
iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)容量選びのポイントは次の2つです。
外部ストレージが使えない
Androidスマホと異なり、iPhoneはmicroSDカードなどの外部ストレージが使えません。
つまり、容量が一杯になったら対応できないということです。
iPhoneストレージ一杯になって写真撮れんくなって詰んだ_| ̄|○
— ヒデ (@hidyk623) May 3, 2021
こういう事態に陥らないために、悩むのであれば1つ上の容量を選んだ方が無難かもしれません。
ストレージ不足で深刻な問題が発生することも
ストレージが足りなくなると、次のような深刻な問題が発生する可能性大です。
- パフォーマンスの大幅な低下
- iOSのアップデートが出来ない
まず、パフォーマンスの大幅な低下について。
iPhoneはシステム上、ストレージの空きが10%程度必要とされています。
空きが10%を切ると、「極端に動きが悪くなる」「アプリが頻繁に落ちる」などの症状が出やすくなるので注意が必要です。
今週になってからiPhoneの挙動が怪しく困っていたところ、ストレージ満杯やったようで、どのアプリを起動しても落ちる。メール確認時も一件読む毎に電源を再起動してメール確認するというiPhone活動。要らんアプリと画像を削除しまくったら平時に戻ったけどるさ、それでもストレージが一杯になってる。
— YASUI, Asato (@asatronic) June 10, 2021
また、iOSのアップデートをするには一定のストレージ容量が必要。iOSは年々データ量が大きくなっており、必要な空き容量も増加する一方です。
そもそもiPhoneもiPadも容量なさすぎてiosをアップデートできていない…!(;・∀・)
— りょーむ (@RyouM_cruz4) June 13, 2021
このように空き容量が足りないとiOSのアップデートできず、セキュリティや機能面で重大な問題が発生することもあります。
iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)の容量で人気なのは?
続いてiPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)ではどの容量が売れているのかみてみましょう。
スマートフォンの売り上げランキングを発表しているBCN+Rによると、iPhone12/iPhone12 Proともに128GBモデルが一番人気。
次いで2番目に人気があるのが、iPhone12は64GB、iPhone12 Proは256GBでした。(2021年6月7日〜13日の集計)
Phone12の2番人気が64GBだったというのは、やはり価格面を優先した結果でしょう。
しかし、Twitterをみてると64GBモデルを買って後悔したという方も多数・・・
iPhone12の容量を64GBにしたのを後悔してる
使い方によっては全く足りない
128GBにしとけば良かった(高かった為ケチって64にしてた)— 某白系の人@ゆっくり実況/PC移行予定中(延期) (@black_white51) June 3, 2021
iPhoneの容量64GBのやつ買ったの後悔してる
— ホナミ (@hnm_m_7) April 7, 2021
冒頭で紹介したように、iPhone12の64GBと128GBの価格差は5,500円です。
後になって後悔するのであれば、決して大きな差とは言えないかもしれません。
iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX) 保存できるデータ量
次に、Phone 12(mini)/12 Pro(MAX)の各ストレージ容量でどれくらいのデータが保存できるかみてみましょう。
iPhoneの一般的なフォーマットで利用した場合、おおよそ保存できるデータ量は次の通りです。
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
写真 | 約50,000枚 | 約100,000枚 | 約200,000枚 | 約400,000万枚 |
動画(HD) | 約17時間 | 約35時間 | 約71時間 | 約142時間 |
動画(4K) | 約3時間 | 約5時間 | 約10時間 | 約21時間 |
音楽 | 約6,400曲 | 約12,800曲 | 約25,600曲 | 約51,200曲 |
映画 | 約12本 | 約25本 | 約51本 | 約102本 |
ここで注目したいのは動画データです。意外なほど保存できるデータ量が少ないことが分かります。
特に4K動画の場合、データ量が大きいため512GBでも約21時間しか保存できません。
このため、動画撮影を頻繁に行うのであれば、ストレージは大きいに越したことはないでしょう。
また、ストレージのうち、かなりの部分はシステムやその他(キャッシュやログなど)で利用されています。
筆者のiPhoneで調べてみると、システムとその他で15.8GBのストレージが使用されていました。このため、実際にデータを保存できるスペースは、かなり限られていることが分かります。
したがって容量を選ぶには、まず自分のストレージ使用状況を知る必要がありそうです。
ストレージ使用状況の調べ方(iPhone12 使用している容量の確認方法)
「設定」から「一般」→「iPhoneストレージ」の順にタップすると、ストレージ使用状況が表示されます。
画像の例では、次のように表示されています。
使用済み : 36.5GB/64GB
この場合は、「ストレージ64GBのうち、36.5GBが使用されている」ということになります。
iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)容量の選び方
続いて、ストレージの使用状況をもとに、iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)の容量を選ぶ方法について紹介します。
まずは、次のようなパターンを見てみましょう。
- 現在使っているiPhoneのストレージの容量 : 64GB
- ストレージの使用状況 : 60%(残り25.6GB)
この場合は、ワンランク上の128GBがおすすめです。理由は次の通りです。
- 「容量選びのポイント」で紹介した通り、iPhoneはシステム的にストレージの空きが10%程度必要
- iOSはアップデートの度にデータ量が増える傾向にある。(例えば、iOS12→2年後のiOS14ではデータサイズが1.5GB程度増加)
- iPhoneを使い続ければ画像や動画などのデータが増える
- アプリ類もアップデートのたびにデータ量が増える
このため、少なくとも20〜30GB程度はストレージの空きを確保しておいた方が無難です。
続いて次のようなパターンを考えてみましょう。
- 現在使っているiPhoneのストレージの容量 : 128GB
- ストレージの使用状況 : 60%(残り51.2GB)
この場合、ストレージの残りが50GB以上あるので、SNSやネット、写真撮影を中心に使用するのであれば、同じ128GBを選んでも良いでしょう。
ただし、動画撮影やゲームを中心に使うのであれば、256GBを検討した方が良さそうです。
まとめると・・・
- 現在の空き容量が20〜30GB程度ならワンランク上の容量を選んだ方が無難
- 空き容量が30GB程度以上ある場合は、用途によって容量を選ぶ
ただし、予算が許すのであれば、ワンランク上の容量を選んだ方が良いのはいうまでもありません。
iPhone12 Pro/Pro Max 容量選びの注意点
iPhone12 Pro/Pro Maxでは、Apple独自の写真フォーマットApple Pro RAWで写真が撮影可能となりました。
(画像出典 :Apple )
Apple Pro RAWは、露出・カラー・ホワイトバランスなどを自由に調整できるほか、Photoshopなど外部ソフトで編集可能。プロ並みの写真が撮影できるほか、クリエイティブな画像作成にも適しています。
Apple ProRAW で撮影、Adobe Lightroom で現像を行ってみた。
結論、iPhone史上最も写真表現に影響を与えるアップデートだと思う。シャドーの表現、色表現が豊。iPhone写真がまた一段面白くなってきた。#shotoniphone12 #iPhone12で撮影 #AppleProRAW #iPhone12ProMax #shotoniphone #エンガジェット pic.twitter.com/jALJdptMly— SATOGRAPHY 98%写真 (@sato_net) December 28, 2020
ただし、Apple Pro RAWの画像データは、通常の画像(HEIF/JPEG)に比べて10〜12倍の大きさになります。
このため、Apple Pro RAWを利用するのであれば、大容量モデルを選んだ方が良いと思います。
iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)容量を増やす方法
もし、iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)を使っていてストレージが不足したら、以下の方法で容量を増やすことができます。
使っていないアプリを削除する
iPhoneには、使っていないアプリを自動的に削除してくれる機能があります。アプリは比較的データサイズが大きいので、この機能を使えば効率的にストレージ容量を増やすことができます。
【使用していないアプリを自動的に削除する方法】
「設定」から「App Store」→「未使用のAppを取り除く」をONにする
もし、誤って必要なアプリが削除されてしまっても、データが残っているので、再インストールすれば再び利用できます。
「写真を最適化」の機能を使う
iPhoneには「写真を最適化」という機能があります。
これは、フル解像度の画像や動画をiCloudへ移動し、iPhone本体にサイズの小さいバージョンを残す機能です。
【「写真を最適化」の機能を使う方法】
「設定」から「一般」→「iPhoneストレージ」→「写真を最適化」をONにする
画像のケースでは、この機能によって8.64GBも容量を増やすことができました。
iCloudを活用する
各アプリのデータ保存先をiCloudにすることで、ストレージ容量を大きく増やすことができます。
【データ保存先にiCloudを利用する方法】
「設定」から「Apple ID、iCloud、メディアと購入」→「iCloud」→iCloudを使用するアプリのボタンをONにする
iCloudは無料で5GBまで利用できますが、足りない場合は有料で容量を2TBまで増やすことができます。
5GB | 50GB | 200GB | 2TB | |
月額料金 | 無料 | 130円 | 400円 | 1,300円 |
Appleは「iPhoneの空き容量を増やす方法」というサポート動画を公開していますので、こちらもご覧ください。
iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)おすすめの容量は?
続いて、iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)の各容量がどんな人におすすめなのか見ていきましょう。
64GBがおすすめな人
64GBモデルがおすすめなのは次のような方です。
64GBがおすすめな方
- できるだけ端末価格を抑えたい
- 電話やメール、SNSを中心に利用する
- 写真や動画はあまり撮影しない
- iCloudを活用している
- アプリは最低限でOK
電話やメール、SNS中心のライトユーザーなら64GBでも良いと思います。
また、データ保存にiCloudを活用している場合も同様です。
ただし、64GBと128GBでは価格差が小さいため、可能であるなら128GBモデルを購入した方がよいかもしれません。
128GBがおすすめな人
128GBがおすすめなのは次のような方です。
128GBがおすすめな方
- 端末価格を抑えながら最低限のストレージを確保したい
- アプリやゲームもそこそこ利用する
- 写真や動画もそこそこ撮影する
- 現在64GBを使っているが容量がギリギリ
一般的な使い方をする方に最もおすすめなのが128GBモデルです。
実際に販売台数でもトップですから、多くの方が128GBで満足しているということになります。
256GBがおすすめな人
256GBがおすすめなのは次のような方です。
256GBがおすすめな方
- 端末価格はあまり気にしない
- アプリやゲームを沢山ダウンロードする
- 写真や動画を多く撮影する
- 映画や動画もダウンロードしたい
- iCloudは利用しない。もしくは最小限の利用に留めたい
128GBと比較しても2倍の容量ですから、比較的ヘビーユーザーにおすすめです。
アプリやゲーム、動画など、あまり容量を気にせず使いたいという方にぴったりの容量といえるでしょう。
また、容量不足になる可能性も低いので、買い替えのサイクルが長い人も安心して使えると思います。
512GBがおすすめな人
512GBがおすすめなのは次のような方です。
512GBがおすすめな方
- 動画など大容量コンテンツを沢山ダウンロードする
- 動画撮影も頻繁にする(特に4K動画)
- データの大きいApple Pro RAWで写真を楽しみたい
- iCloudは利用せず、iPhoneをローカル運用したい
動画をダウンロードしてオフラインで楽しみたい方、ゲームやアプリも沢山ダウンロードしたい方におすすめです。
また、4K動画の撮影やApple Pro RAWを利用したい方は、512GBモデルを選んだ方が良いでしょう。
512GBモデルは中古や下取りでも価格が下がりにくいというメリットもあります。
まとめ
iPhone 12(mini)/12 Pro(MAX)のストレージ容量選びについて紹介してきました。
最後に、大切な点をまとめると・・・
- 予算が許すならワンランク上の容量を選んだ方が無難
- ストレージ不足が深刻な問題を引き起こすこともある
- 現在のストレージ使用状況を把握→最適な容量を選んだ方がいい
- 4K動画、Apple Pro RAWなどで撮影するなら大容量を選ぶべき
以上、ぜひ容量選びの参考にしてください。
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