auのスマホトクするプログラムとは何なのかをまとめました。
auは2021年9月17日から新たな端末購入割引サービス「スマホトクするプログラム」の提供を開始。残価設定ありの24回払いでスマホを購入して、13~25ヶ月目までにスマホをauに返却すると、残価設定分の支払いが不要になるサービスです。
この記事では従来の「かえトクプログラム」との違いを含めて「スマホトクするプログラム」の「メリットとデメリットは?」「返却しない方法はあるの?」なども紹介します。
目次
- 1 スマホトクするプログラムとは
- 2 スマホトクするプログラムで端末を返却しない場合は?
- 3 スマホトクするプログラムの加入条件・特典利用条件
- 4 スマホトクするプログラムの対象機種は?
- 5 スマホトクするプログラムとかえトクプラグラムの違い
- 6 スマホトクするプログラムのメリット
- 7 スマホトクするプログラムのデメリット
- 8 スマホトクするプログラムの注意点
- 9 スマホトクするプログラムがおすすめな人
- 10 スマホトクするプログラムのよくある質問
- 11 スマホトクするプログラムはpovoでも利用できる?
- 12 スマホトクするプログラムはUQモバイルでも利用できる?
- 13 スマホトクするプログラム利用時のiPhone13販売価格
- 14 スマホトクするプログラムをつかってみよう
スマホトクするプログラムとは
「スマホトクするプログラム」とは端末を24回の分割払いで購入し、12ヶ月以上利用後に返却することで、スマホを半額程度の金額で購入できるプログラムです。基本的には2年経過後(25ヶ月目)のスマホ返却を想定しています。
ここで、96,600円のスマホを購入した例をみてみましょう。
この場合、最終回支払額として38,640円を残価(=2年後の下取り価格)として設定。残りの57,960円を23回の分割払いとします。
その後、2年経過後(25ヶ月目)に端末を返却すると、最終回支払額が免除されます。
(画像出典 : KDDIプレスリリース )
つまり、「スマホトクするプログラム」とは「あらかじめ下取り価格を差し引いて分割を組む」ということです。
では、「スマホトクするプログラム」を利用した場合の実質負担額はどうなるのか。iPhone13(128GB)の例でみてみましょう。
iPhone13(64GB) | |
販売価格 | 115,020円 2,700円×23回+最終回支払額52,920円 |
プログラム利用時の実質負担額 | 62,100円 |
実質負担額は62,100円。販売価格のおよそ半額で購入できることになります。
スマホトクするプログラムで端末を返却しない場合は?
このように「スマホトクするプログラム」は、2年後の端末返却を前提としたプログラムです。(返却自体は12ヶ月経過後であれば可能)
では、2年後に端末を返却せずに使い続ける場合はどうなるのでしょうか?
このケースだと、最終回支払額を再度24回の分割で設定し、引き続き支払いを続けることになります。
(画像出典 : KDDIプレスリリース )
また、25ヶ月目以降に端末を返却した場合は残額の支払いが免除されます。
つまり、2年経過後の機種変更についても考慮されたプログラムということです。
スマホトクするプログラムの加入条件・特典利用条件
「スマホトクするプログラム」の加入条件・特典利用条件は次の通りです。
- 【加入条件】対象機種を残価設定型の24回払い契約で購入すること
- 【特典利用条件】「スマホトクするプログラム」で購入した端末を12ヶ月以上利用して返却すること
なお、「スマホトクするプログラム」はau回線契約がなくても利用できます。また、プログラム利用料はかかりません。
スマホトクするプログラムの対象機種は?
「スマホトクするプログラム」の主な対象機種は次の通りです。
【iPhone】
iPhone13シリーズ全モデル、iPhone12シリーズ全モデル、iPhone11シリーズ全モデル、iPhone XSシリーズ全モデル
iPhone SE(第2世代)、iPhone 8
【Android】
Galaxy Z Fold3 5G SCG11 、Galaxy Z Flip3 5G SCG12、Galaxy A21 シンプル SCV49、Redmi Note 10 JE XIG02
Xperia 1 III SOG03、Xperia 10 III SOG04、OPPO Find X3 Pro OPG03、Galaxy S21+ 5G SCG10
その他多数
詳しくはこちらをご覧ください。au スマホトクするプログラム
スマホトクするプログラム対象機種は定期的に追加
スマホトクするプログラム対象機種は定期的に追加されます。直近だと、auのスマホトクするプログラムのあらたな対象機種として、auの2021‐2022秋冬モデルが追加されました。
定番の人気モデル iPhone 13シリーズはもちろんのこと、折りたたみができる携帯として話題を呼んでいるGalaxy Z Fold3 5G SCG11・Galaxy Z Flip3 5G SCG12、そしてGoogle pixel シリーズ最高傑作と言われているGoogle Pixel 6がスマホトクするプログラムの対象機種として追加されています。
2021年秋から2022年の年始にかけて、新たに追加されたスマホトクするプログラムの対象機種をまとめると以下の通りです。
スマホトクするプログラム追加機種
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- AQUOS wish SHG06
- arrows We FCG01
- Xperia 5 III SOG05
- AQUOS sense6 SHG05
- Google Pixel 6
- AQUOS zero6 SHG04
- Galaxy Z Fold3 5G SCG11
- Galaxy Z Flip3 5G SCG12
- Galaxy A21 シンプル SCV49
iPhone 13 Pro シリーズやGalaxy Z シリーズなどのモデルはハイエンドモデルと言われ、販売金額が10万円を超すものが多いです。
スマホトクするプログラムとかえトクプラグラムの違い
一見すると、「スマホトクするプログラム」は従来の「かえトクプログラム」同様の残価設定プランのようですが、以下の点が異なります。
- プログラム利用時の機種変更が不要となった
- au回線を持たない未成年者でも利用可能となった
従来の「かえトクプログラム」は、プログラム利用時に機種変更することが条件でした。これに対して「スマホかえトクプログラム」では機種変更が不要となりました。これにより、2年後に「SIMフリー端末を購入する」「他キャリアで購入する」といった選択が可能となります。
また、au回線を持たない場合、「かえトクプログラム」は成年者のみ利用可能でしたが、「スマホトクするプログラム」では未成年者も利用可能となります。(※未成年者および法人の利用は後日開始予定)
関連auのかえトクプログラムは損?デメリットと返さない場合をわかりやすく解説
スマホトクするプログラムのメリット
続いて「スマホトクするプログラム」のメリットを紹介します。
スマホトクするプログラムは最新スマホをお得に購入できる
すでに紹介した通り、「スマホトクするプログラム」は2年後の端末返却で残債が免除されるプランです。(返却自体は12ヶ月経過後に可能)
つまり、2年ごとに最新スマホをお得に購入できるということ。また、端末返却時にauで機種変更する必要はありませんから、よりお得なキャリアで新しいスマホを購入することも可能です。
スマホトクするプログラムなら2年を待たずに機種変更できる
「スマホトクするプログラム」では、端末を12ヶ月以上利用すればプログラム特典を利用(端末を返却)することができます。このため、2年を待たずに機種変更することも可能。ただし、24ヶ月分まで機種代金の支払いは必要です。
スマホトクするボーナスが利用できる
「スマホトクするプログラム」利用者は、支払い方法にau PAYカードを指定することで「スマホトクするボーナス」が適用されます。
これは、端末代金の最大5%がPontaポイントで還元されるもの。注目したいのは、「実質負担額」ではなく「端末代金」の最大5%という点です。
例えば、96,600円のスマホを購入して「スマホトクするプログラム」を利用した場合。実質負担額は57,960円ですが、「スマホトクするボーナス」は、端末代金96,600円×5%の4,830円が還元されます。(23回の分割で還元)
(画像出典 : KDDIプレスリリース )
つまり、実質5%割引された端末を、およそ半額で購入できるということですから、かなりお得といえるでしょう。
スマホトクするプログラムのデメリット
「スマホトクするプログラム」にはデメリットもあります。このため事前に確認し、納得の上で利用することをおすすめします。
スマホトクするプログラム特典を利用しないと損する
「スマホトクするプログラム」は高い残価を設定し、端末を返却(実質的な下取り)することでお得にスマホを購入できるプランです。
このため、プログラム特典を利用せずスマホを使い続ける場合は、割高な残価を払い続けることになります。
つまり、「スマホトクするプログラム」は2年後の端末返却を前提としたプランといえます。
スマホトクするプログラム対象機種は端末価格が高い
高い残価率ということもあり、「スマホトクするプログラム」の対象機種はもともとの価格が高く設定されています。
例えば、iPhone13(128GB)の場合。au版の価格は115,020円、SIMフリー版は98,800円で16,220円の差があります。
このため、「2年後にプログラム利用しない場合」や次回機種変更時に「自分でスマホを売却する」といった場合はSIMフリーモデルを購入する方がお得になるケースもあります。
スマホトクするプログラムの注意点
続いて「スマホトクするプログラム」を利用する上での注意点を紹介します。
スマホトクするプログラムは購入後は適用不可
「スマホトクするプログラム」はスマホ購入時のみ申し込み可能です。購入後に申し込むことはできないので注意してください。
auでは、一括払いや36回の分割扱いなども選択できるので、自分の使い方に合った支払い方法を選択しましょう。
スマホトクするプログラムは25ヶ月目のタイミングが重要
スマホトクするプログラムの特典を利用する場合は、25ヶ月目のタイミングを忘れずに端末を返却する必要があります。このタイミングを逃すと、自動的に残債が分割設定されてしまうので注意してください。
スマホトクするプログラム利用でも22,000円負担する場合あり
スマホトクするプログラムは端末返却時に故障・破損している場合は最大22,000円を負担する必要が生じるので注意が必要です。
【支払いが必要な例】
- 端末本体や液晶に破損や割れがある
- 電源が入らない
- 充電できない
- 水濡れの形跡がある
故障・破損の場合の負担額は次の通りです。
Android向け「故障紛失サポート」加入の場合 | 「故障紛失サポート」未加入の場合 |
2,200円 | 22,000円 |
iPhoneの場合は「故障紛失サポート with Apple Care+」があるので、加入しておいた方が良いでしょう。
スマホトクするプログラムがおすすめな人
メリット・デメリットのある「スマホトクするプログラム」ですが、どんな人におすすめなのでしょうか?
毎月の機種代金を低く抑えたい人
「スマホトクするプログラム」は高い残価設定がされているため、毎月の機種代金が安くなっています。
このため、機種代金を低く抑えたい人におすすめです。
2年ごとに機種変更する人
「スマホトクするプログラム」は、2年でプログラムを利用することで実質半額でスマホを購入できます。
このため、2年ごと定期的にスマホを機種変更したい方におすすめです。
2年以内に機種変更する可能性がある人
「スマホトクするプログラム」は、12ヶ月経過後であれば端末を返却してプログラム特典(最終回の支払い免除)を受けることが可能です。
このため、2年以内に機種変更する可能性がある人にもおすすめです。
例えば、「2022年の途中でiPhone13を購入。2024年9月に発売される新型iPhoneへ機種変更する」といった場合です。
スマホトクするプログラムのよくある質問
ここでは、「スマホトクするプログラム」のよくある質問をまとめてみました。
スマホトクするプログラムの端末返却方法は?
スマホトクするプログラムの返却方法は、郵送またはauショップへの持ち込みで返却します。この場合、SIMロック解除と初期化が必要です。
また、返却期限があるので注意してください。
【返却期限】
- auショップへの持ち込み : プログラムを利用した月の翌月末
- 郵送 : プログラムを利用した月の翌月25日まで
スマホトクするプログラム利用途中でMNP転出できる?
「スマホトクするプログラム」はau回線の有無を条件としていないため、途中で他社へMNP転出可能です。
この場合、機種代金の支払い方法やプログラムの利用についても変更はありません。
スマホトクするプログラムはpovoでも利用できる?
スマホトクするプログラムはpovoでも利用できます。
2021年8月31日から、povo契約者もauオンラインショップで機種変更可能となりました。同時に「スマホトクするプログラム」も利用可能です。
ただし、povoへの契約変更と機種変更を同時に行うことはできません。au契約のまま機種変更してからpovoへ契約変更してください。
スマホトクするプログラムはUQモバイルでも利用できる?
「スマホトクするプログラム」はUQモバイルユーザーでも利用できます。
UQモバイルはau回線を利用しているため、基本的にauで購入した端末はそのまま利用可能です。
ただし念のため、UQモバイルのページで対応端末かどうか確認しておいた方が良いでしょう。
スマホトクするプログラム利用時のiPhone13販売価格
au版iPhone13の販売価格とスマホトクするプログラム利用時の負担額は次の通りです。
【iPhone13/13 mini】
iPhone13 | 128GB | 256GB | 512GB |
価格 | 115,020円 (2,700円×23回+最終回52,920円) | 128,970円 (3,030円×23回+最終回59,280円) | 156,995円 (3,685円×23回+最終回72,240円) |
プログラム利用時の負担額 | 62,100円 | 69,690円 | 84,755円 |
iPhone13 mini | 128GB | 256GB | 512GB |
価格 | 101,070円 (2,370円×23回+最終回46,560円) | 115,020円 (2,700円×23回+最終回46,560円) | 143,040円 (3,360円×23回+最終回65,760円) |
54,510円 | 62,100円 | 77,280円 |
【iPhone13 Pro/13 Pro Max】
iPhone13 Pro | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB |
価格 | 143,040円 (3,360円×23回+最終回65,760円) | 156,995円 (3,685円×23回+最終回72,240円) | 185,015円 (4,345円×23回+最終回85,080円) | 212,920円 (5,000円×23回+最終回97,920円) |
プログラム利用時の負担額 | 77,280円 | 84,755円 | 99,935円 | 115,000円 |
iPhone13 Pro Max | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB |
価格 | 156,995円 (3,685円×23回+最終回72,240円) | 170,945円 (4,015円×23回+最終回78,600円) | 198,965円 (4,675円×23回+最終回91,440円) | 226,870円 (5,330円×23回+最終回104,280円) |
プログラム利用時の負担額 | 84,755円 | 92,345円 | 107,525円 | 122,590円 |
スマホトクするプログラムをつかってみよう
「スマホトクするプログラム」は、25ヶ月目までに端末を返却することでお得にスマホを購入できるプログラムです。
ただし、しくみや注意点を正しく理解した上で利用した方が良いでしょう。
ぜひ、「スマホトクするプログラム」のメリットをフル活用して、お得に最新スマホを手に入れてください。
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