ソフトバンクの新トクするサポートの罠をまとめます。
ソフトバンクの「新トクするサポート」とは、48回の分割払いにすれば、次の機種変更時に24回分の分割支払いが不要になるお得なサービスです。
もともと「トクするサポート+」として2021年9月24日に開始されましたが、2021年11月17日から、「新トクするサポート」に名称が変更されました。
本記事にて、新トクするサポートの罠ともいえる注意点、そして新トクするサポートとは一体何なのかという基礎知識も紹介していくので、ぜひ最後までチェックしてみて下さい。
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目次
ソフトバンクの新トクするサポートとは
ソフトバンクの「新トクするサポート」とは、48回の分割払いにすれば、次回機種変更時に24回分の分割支払いが不要になるサービスです。
ソフトバンクは端末購入プログラムとして「半額サポート」「トクするサポート」を展開してきましたが、それらの最新版が「新トクするサポート」です。
ソフトバンクの新トクするサポートは「機種代金を半分しか支払わなくて良いサービス」と考えるとわかりやすいでしょう。例えばこんな感じです。
72,000円のスマホ(機種A)を購入した場合
- 機種Aを1,500円×48回払いで購入する
- 25回目の支払い時に機種Aを返却する
- 機種Bに機種変更する
- 機種Aの1,500円×24回分(48,000円)が免除になる
48回分の月々支払いになるため、毎月の支払い金額が低くなり負担が軽くなります。
また、今まで使っていた機種を返却すれば、分割払いの残り支払いが不要になるため、かなりお得なサービスです。
ソフトバンク「新トクするサポート」の加入条件・利用条件・対象者
ソフトバンクの「新トクするサポート」の加入条件は、機種を48回の分割払いで購入することです。一方、利用条件は旧機種を回収に出す&新しい機種をソフトバンクで機種変更することになります。
そして対象者は、新規契約・MNP乗り換え・機種変更・機種のみの購入です。特別な条件を課せられているわけではなく非常にシンプルです。対象者も幅広いですね。
特筆すべきは機種のみ購入でも、新トクするサポートが使える点でしょうか。
Softbank新トクするサポート(48回払い)の罠
Softbank新トクするサポート(48回払い)の罠をまとめます。罠といっても、そんなに仰々しいものではなく、「こんなはずではなかった」と思わないための"注意点"と言った方が良いでしょう。
そんな新トクするサポートの罠は以下の通りになります。
新トクするサポートの罠
- 罠1.今まで使っていた機種はソフトバンクが回収する
- 罠2.機種の回収期日をすぎると24回分の支払いが免除にならない
- 罠3.別途22,000円(税込)の支払いが発生する場合がある
- 罠4.実は26ヶ月目以降の機種変更は損をする
- 罠5.ニ機種分の支払いが同時発生する場合がある
それぞれのデメリットの内容を詳しく紹介していきますので、新トクするサポートを使いたい方は、きちんと理解しておいてください。
罠1.新トクするサポートでは旧機種の回収が必須
新トクするサポートの特典(24ヶ月分の支払いを免除)を使う場合、それまで使っていた機種をソフトバンクに回収してもらう必要があります。これは絶対条件であり、例外はありません。
機種回収までの流れとしては、以下の通りです。
機種回収までの流れ
- 24ヶ月分の支払いを終える
- 新しい機種に機種変更する
- これまで使っていた機種をソフトバンクに回収してもらう
- 特典として残りの24ヶ月分の支払いが免除になる
このように新トクするサポートは仕組み的に、機種回収してもらうことが大前提となっています。
いつも機種変更した後に、古い機種を中古スマホとして売却している人なら、新トクするサポートは不向きです。
罠2.機種の回収期日をすぎると24回分の支払いが免除にならない
今まで使っていた機種の回収期日を過ぎてしまうと、新トクするサポートの特典である24回分の支払い免除が使えません。
今まで使っていた機種はソフトバンクが準備する配送キットに入れて、ポストに投函すれば回収されます。しかし、この回収には期限が存在するので注意しましょう。
回収期限は新しい機種に機種変更した月の翌月末です。ポイントとなるのは、それまでに回収だけでなくソフトバンク側の査定も完了しておく必要があること。
また、詳しくは後述しますが、回収される機種がある一定の基準を満たしている必要があります。つまりボロボロになった機種はダメという事ですね。
この査定にかかわる期間が必要なので、余裕を持って送る必要があります。もし期日を過ぎてしまうと24ヶ月分の支払い免除にはならないので注意しましょう。
罠3.新トクするサポートで22,000円の支払いが発生することも
新トクするサポートは、機種をソフトバンクに回収されたとしても、別途22,000円(税込)の支払いが発生する場合があります。
別途支払いが発生する条件としては、回収した機種に問題がある場合です。傷が入ったり、水没していたり、ボタンが効かなかったりすると22000円の支払いが発生します。
ソフトバンクのチャットに「新トクするサポートを使う上で1番注意ししておかなければならない点は何ですか」と聞いてみると、以下のような回答がありました。
ソフトバンク側でも「機種がきれいかどうか」は、新トクするサポートを使う上で非常に大事な要素のようです。
もし上記画像に書かれている条件を満たされていなければ、22000円分の支払いが必要になるので注意してください。
ちなみに、回収される機種に何か問題があったとしても「あんしん保証パック with AppleCare Services」「あんしん保証パックプラス」「あんしん保証パック」に加入している場合は、2,200円(税込)の支払いになります。
新トクするサポートを検討しているけど、「いつも画面を割ってしまう」「大事にスマホを扱うのが苦手だ」という方は、上記の保証パックに入っていたほうがいいかもしれません。
罠4.新トクするサポートは26ヶ月目以降の機種変更は損をする
新トクするサポートは25ヶ月目から特典(24回分の支払いの免除)が使えます。そのため、特典を使うタイミングが遅くなればなるほど、損をする仕組みです。
例えば新トクするサポートを使って、72,000円の機種購入(1,500円×48回分割払い)をしたとします。
25ヶ月目に機種変更して特典を使ったのであれば、36,000円免除(1,500円×24ヶ月分)されます。しかし、26ヶ月目に機種変更すると、34,500円免除(1,500円×23ヶ月分)です。
つまり、機種変更するタイミングを1ヵ月伸ばせば1500円ずつ損をしていくわけです。
新トクするサポートを最大限お得に使うのであれば、特典が使えるようになる25ヶ月目に機種変更するのがベストです。
罠5.新トクするサポートでは2機種分の支払いが発生することも
新トクするサポートには、1年買い替えオプションがあります。
本来、新トクするサポートを使った場合、24回分の支払いをしなくてはいけません。つまり2年間は支払いを続けなければならないのですが、1年買い替えオプションを適用すると、13回目の支払い時に新しい機種に機種変更ができます。つまり、2年間待たなくて良いわけです。
ただし、免除になるのは通常と同じく24回分なので、残りの12回分は新機種代と合わせて支払っていく必要になります。
つまり、1年間は新機種代、旧機種代の2つを支払っていることになるので注意が必要です。
ソフトバンク「新トクするサポート」でお得に機種変更する方法
ソフトバンク「新トクするサポート」でお得に機種変更する方法を紹介します。
新トクするサポート利用25ヶ月目に機種変更する
新トクするサポート利用25ヶ月目に機種変更するようにしましょう。
先ほど紹介したように、最大限新トクするサポートがお得に使えるタイミングは24ヶ月分を支払い、25ヶ月目に突入した時です。ソフトバンクからも以下のようにお知らせが来るはずです。
そのタイミングで次の機種に機種変更し、今まで使っていた機種を返却してください。そうすれば分割支払い24ヶ月分の免除を受けられます。
新トクするサポート利用時は機種代金の高いスマホを選ぶ
新トクするサポートはうまく使えば、スマホ機種代金の半分を免除してもらえるサービスです。
つまり、機種代金が高ければ高いほど免除額が大きくなるため、機種代金の高いスマホを選んだ方がお得になります。
例えば、人気のiPhoneシリーズは機種代金が80,000円を超えます。iPhoneの中でもハイエンドのモデルを選べば100,000円を超えるため、新トクするサポートの恩恵を最も多く得られます。
2021年秋ごろに発売予定のiPhone 13も新トクするサポートに対応しているため、お得にiPhone 13を手に入れたいと思っている方は、ぜひ新トクするサポートを使ってみてください。
オンラインショップで新トクするサポートで機種変更する
新トクするサポートを使うなら、ソフトバンクオンラインショップで機種変更しましょう。
新トクするサポートは48回払いにした際、自動適応されるため、ショップ店頭はもちろんのこと、ソフトバンクオンラインショップで機種変更した場合にも使えます。
ソフトバンクオンラインショップは事務手数料が無料になりますし、在庫も潤沢です。ショップ店頭のように待ち時間も発生しませんし、オンラインショップ限定のお得なキャンペーンも多数行われています。
ショップ店頭とオンラインショップを比べると、オンラインショップの方がお得な点は多々あるため、新トクするサポートを使って機種変更するなら、ぜひオンラインを使ってください。
「トクするサポート(半額サポート+)」と「新トクするサポート」の違い
「トクするサポート(旧:半額サポート+)」と「新トクするサポート」の違いは、自動で適用されるかどうかです。
2019年9月13日から開始し、2021年1月20日に新規加入受付を終了した「トクするサポート(旧:半額サポート+)」は48回の分割支払いを設定しても自動適用にはなりませんでした。
オプションとして申し込む必要があり、429円税込の支払いがオプション利用料として請求されていたのです。
そのせいで、トクするサポートを利用したつもりでできていなかったり、利用したとしても「429円毎月払うのはもったいない」という声が多かったりしました。
そんな声を反映して生まれ変わったのが、「新トクするサポート」です。特に申し込みは必要なく、48回払いを使えば自動適用になり、オプション利用料なしの無料利用可能です。
新トクするサポートの弱点とも言える要素を全て排除したのが、新トクするサポートと考えればわかりやすいでしょう。
ソフトバンク「新トクするサポート」よくある質問
ここまでで紹介しきれなかったソフトバンク「新トクするサポート」に関するよくある質問をまとめます。
新トクするサポートは機種回収が必須?
ソフトバンクの新トクするサポートを使ったとしても、絶対に機種を回収してもらう必要はありません。
48回払いが終わるまで、ずっと同じ機種を使っても大丈夫です。途中で機種代金を一括精算することも可能です。
「トクするサポート(旧:半額サポート+)」利用者も新トクするサポートは使える?
「トクするサポート(旧:半額サポート+)」を現在進行中で使っている方も、新トクするサポートは使えます。
「トクするサポート(旧:半額サポート+)」の25ヶ月目が来た時、機種変更をすると思いますが、その際に新トクするサポートを使ってください。
そうすると、「トクするサポート(旧:半額サポート+)」の特典(24ヶ月分の支払い免除)を使いつつ、新しい機種を新トクするサポートに適用できます。
もちろん、機種変更する際は48回払いを選択するようにして下さいね。
新トクするサポートの罠を知ったうえで利用しよう
新トクするサポートの罠を知ったうえで利用してみてください。
ソフトバンクの新トクするサポートにはデメリットともいうべき罠があります。代表的なものとしては、機種の回収が必須だという点でしょう。
また、機種を回収する際に機種がボロボロだと22000円別途で支払う必要があるという点も重要です。
ただし、どれも事前に知っておけば、問題がない要素です。最大で半分の機種代金が免除になる「新トクするサポート」を上手に使えばかなりお得です。
今後発売する予定のiPhone 13も新トクするサポートに対応していますので、ソフトバンクでお得にiPhone 13を手に入れたいと思うのであれば、ぜひ新トクするサポートを使ってみてください。
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