povoからahamoへのMNP乗り換えについてまとめたページです。
au系列の格安プラン「povo」は独自のトッピング式料金プランが話題である一方で、速度やサービスが合わず、ドコモの格安プラン「ahamo」に変更を検討しているユーザーも多いようです。
この記事では、povoからahamoへ移行する際に、電話番号をそのままMNP(Mobile Number Portability)にて乗り換える手順について、詳しく解説します。
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目次
povoとahamoの概要と特徴
乗り換えのメリットや手順を理解するためには、まず各プランの特性を理解することが重要です。
以下では、povoとahamoの概要と特徴について説明します。
povoの特徴と評価
povoは、大手キャリアauの格安料金プランとしてスタートしたサービスです。
povoの最大の特徴は、データ通信量に応じて「トッピング」を行うことで、無駄なく料金支払いが出来るということです。
基本料金を0円として、使いたい分だけデータに見合った料金を払うため、利用状況に合わせて最適な金額に調整できます。
また、povoのメリットは、auの高品質な通信ネットワークを使用しつつも、低価格でのプラン提供を実現している点にあります。
povoはオンライン手続きを主とするため、低価格でau回線をユーザーに提供できています。
そのため、ある程度自分でデータ容量の管理や、契約手続きなどを完結させられる人なら、費用を最適化できるプランだと言えるでしょう。
また、povoでは国内通話が5分まで無料となるトッピングもあります。
頻繁に通話する機会のあるユーザーでも、通話トッピングを使えば月額費用を抑えられる可能性があります。
しかし、一部の利用者からは、トッピングの有効期限に関して不満だという意見もあります。
自分で好きなトッピングを選べるのは良いのですが、トッピングには利用期限があり、期間内に使わなかった分は繰り越しできません。
そのため、利用期限に合わせたデータ使用量の計算が面倒だと感じるユーザーは、povoのサービスには満足できない可能性があります。
このように、povoには料金と通信環境の面でメリットがあるものの、利用状況の把握が面倒と感じるユーザーには向いていないプランだと言えるでしょう。
ahamoの特徴と評価
一方、ahamoはNTTドコモから提供されている格安料金プランです。
こちらはpovoとは対照的に、料金プランはシンプルに1つのみ、20GBまで月額税込2,970円です。
大容量のデータ通信を行いたいユーザーは「大盛りオプション」を使うと、さらに80GBを税込4,950円で適用できます。
NTTドコモの高速で安定した通信環境を、低価格で提供している点が特徴です。
ahamoは、5Gネットワークへの対応と、20GBの大容量データ通信が可能なプランですので、動画視聴やゲームなど、データ通信を大量に消費するユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
ahamoもpovoと同じくオンライン専用のサービスであるため、ショップに行くことなくスマートフォンやPCから簡単に申し込みを行うことができます。
この手軽さも多くのユーザーから評価されています。
ただし、ahamoはpovoと同様に全てのサポートがオンライン上で行われるため、直接店舗で相談したいというユーザーにとっては難点となる可能性があります。
厳密に言えば、ahamoもドコモショップでサポートが受けられるのですが、有料となるため、ahamoを使うメリットを最大限に活用できません。
以上がpovoとahamoの主な特徴と評価です。
次に、povoからahamoへのMNPのメリットと注意点について詳しく見ていきましょう。
povoからahamoへのMNPのメリットと注意点
povoからahamoへのMNPのメリットと注意点を理解することで、あなた自身の通信ニーズに最も適した選択をすることが可能になります。
乗り換える理由:povoからahamoへのメリット
povoからahamoへの乗り換えにはさまざまなメリットがあります。
まず、ahamoはドコモ回線が使えるので、通信速度に不満のあるユーザーでも、快適なネット環境を実現できる可能性があります。
特に動画やゲームなど、大容量のデータ通信を行う場合には、ドコモ回線のメリットを強く感じられるかもしれません。
さらに、ahamoの場合は5分以内の国内通話が無料でついています。
さらに、かけ放題オプションを付けたとしても、月額1,100円でプラスできます。
povoの場合は、5分かけ放題オプションは550円、かけ放題オプションは1,650円の料金設定になっています。
通話も使うユーザーにとっては、ahamoの方がメリットが大きいでしょう。
ahamoでは、定額制のプランが1つしか無いので、povoのように都度トッピングを考えたり付けたりする手間がありません。
povoのトッピングには利用期限があるため、管理が面倒だと感じているユーザーには、ahamoのシンプルな料金設定が魅力に感じるでしょう。
注意すべき事項:乗り換える際のデメリット
しかし、povoからahamoへのMNPにはいくつかの注意点もあります。
一つ目は、ahamoはワンプランであるため、通信量に合わせて料金を細かく管理することはできません。
料金プランの選択肢が多い方が良いというユーザーには、デメリットに感じるでしょう。
さらに、毎月のデータ通信量が少ないユーザーでは、ahamoの20GBという上限を持て余してしまう可能性があります。
データを使わなかった月でも同じ料金がかかってしまうので、ライトユーザーは割高になってしまうかもしれません。
以上がpovoからahamoへのMNPのメリットと注意点です。
それでは次に、具体的なMNPの手続き方法について見ていきましょう。
povoからahamoへMNPで乗り換える手順
ここでは、具体的にpovoからahamoへMNPで乗り換える手順を見ていきましょう。
注意点や必要な準備、そして具体的な手順について詳しく説明します。
povoでMNP番号の取得:手順と注意点
まず、povoでMNP乗り換えの手続きを行います。
この手続きは、オンラインで完結しますが、以下の点に注意して行ってください。
MNP予約番号の発行と保存: povoの公式サイトからMNP予約番号の発行を行います。
この15桁の番号は新たなキャリアに乗り換える際に必要となりますので、無くさず控えておくようにしてください。
解約について: MNP予約番号の発行後、ahamoにて開通が確認された段階で、povoは自動的に解約されます。
MNP予約番号を発行しただけでは解約になりません。
MNPの有効期限:MNP予約番号を発行してから、15日間が有効期限となります。
その間にahamoへの乗り換え手続きを完了させなければ、MNP取得からやり直しとなります。
MNP発行のタイミング:MNP予約番号の申し込みを20時以降に行った場合、番号付与までにタイムラグが発生します。
その場合は、申し込み翌日の9時半以降にしか番号は発行されませんので、ご注意ください。
ahamoへの申し込み:手順と必要な情報
povoのMNP手続きが終わったら、次にahamoへの申し込みを行います。以下がその手順です。
ahamoの公式サイトにアクセス: ahamoの公式サイトにアクセスし、「今すぐ申し込み」ボタンをクリックします。
個人情報の入力: 必要な個人情報(氏名、生年月日、住所など)を入力します。
MNP予約番号の入力: 先にpovoで発行したMNP予約番号を入力します。
これにより、引き続き同じ電話番号を継続して使用可能になります。
支払方法の選択: 支払方法を選択します。クレジットカードや銀行口座などから選べます。
申し込み確認と送信: 入力した情報が正しいか確認した後、申し込みを確定します。
なお、端末も新しく購入する場合は、SIMと合わせて買うこともできます。
ahamoへの申し込みには、運転免許証などの本人確認書類が必要となります。
申し込み後は本人確認や審査が完了し、製品が登録した住所へ届くのを待ちましょう。
ahamoへの移行手続き
ahamoからSIMが到着したら、早速移行手続きを進めていきます。
今回はMNP(Mobile Number Portability)を使っているので、たとえ端末を新しく購入したとしても、前の携帯番号がそのまま使えます。
なお、端末を変更する場合は、データをバックアップして新しい端末に移しておきましょう。
ahamoの開通手続き:ahamoの公式サイトまたはアプリから、dアカウントでログインします。
「切り替え(開通)手続きへ」という案内に従って開通作業を行います。
SIMカードの受け取りと挿入: ahamoから届いたSIMカードをあなたのスマートフォンに挿入します。
SIMピンなどがあれば、必要に応じて使うとスムーズにカードの出し入れが可能です。
APN設定:Android端末の場合は、ネットワーク設定からアクセスポイント名を次の通りに設定しましょう。名前は任意のものでOKです。
- APN名:spmode.ne.jp
- 認証タイプ:「未設定」あるいは「なし」
- APNプロトコル:IPv4/IPv6
なお、iPhoneの場合は、SIMカードを入れると自動でAPN設定が行われます。
これらの手続きを行うことで、電話番号を変えることなくpovoからahamoへとMNP乗り換えが完了します。
新しいahamoの動作確認と設定:手順とヒント
最後に、新しいahamoの動作確認と設定について解説します。
発信テスト: ahamoの回線が使えるかどうか確認するために、テスト用のダイヤル「111」に電話をかけましょう。
通話料は無料です。ahamoで通話が正常に利用できるかどうかのテストを行います。
ネットワーク接続の確認:通話が問題なければ、WEBブラウザも問題なく見られるかどうか確認しましょう。
safariなどのブラウザでネットが閲覧できれば、問題なくahamoが開通しているはずです。
端末設定: 端末を新しくしている場合などは、必要に応じてスマートフォンの初期設定を完了してください。
具体的な設定はスマートフォンの機種により異なるため、ahamoの公式サイトや付属の説明書を確認しながら進めましょう。
ahamoアプリのダウンロード: ahamoの各種サービスを利用したり、月々の金額を把握するためには、ahamoの公式アプリが便利です。
Google PlayまたはApp Storeから無料でダウンロードできます。
以上がahamoへの移行と初期設定の手順です。
ここまで終えられた場合は、無事にpovoからahamoへのMNP乗り換えが完了しているはずです。
よくある質問と回答:povoからahamoへのMNPでの乗り換え
最後に、povoからahamoへのMNPでの乗り換えについて、よくある質問とその回答について見ていきましょう。
MNPの料金は?
povoでMNP番号を発行しても手数料はかかりません。
また、解約に対する違約金や手数料もありません。さらに、ahamoで契約するときにも事務手数料はかかりません。
ただし、ahamoへ申し込む時にドコモショップでスタッフからサポートを受けようとすると、有料サービスになりますので、オンラインでの手続きで完結することをおすすめします。
乗り換えに時間はかかる?
povoからahamoへの乗り換えにかかる時間は、通常は数日~1週間程度と予想されます。
MNP手続きは、営業時間内に申し込めば当日中に番号が発行されますが、20時以降に申し込んだ場合は翌日の発行となります。
また、ahamoで申し込みが完了した後も、約3~5日後に自宅へ商品が配送されることになります。
そのため、全体のプロセスには最低でも数日はかかることを想定しておくと良いでしょう。
乗り換え後のデータ通信速度に影響は?
データ通信速度は、使用するキャリアや地域、時間帯などの複合要因によって変動します。
そのため、乗り換え後に通信速度が必ずしも向上するとは限りません。
ただし、ahamoは5G対応回線であり、NTTドコモの良質な通信ネットワークが使えるため、状況によっては非常に高速な通信環境を実現できる可能性が高いでしょう。
以上、povoからahamoへのMNP乗り換えについてよくある質問とその回答をご紹介しました。
これらの情報が、あなたのMNP乗り換え手続きをスムーズに進める助けとなれば幸いです。
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