最近、お使いのiPhoneの動きが遅くなったと感じることはありませんか?
そんなとき、「もしかしてウイルスに感染したのでは?」と不安になる方も多いでしょう。
実は、iPhoneの動作が遅くなる原因は様々あり、必ずしもウイルス感染が原因とは限りません。
今回は、iPhoneの動作が遅くなる原因や、ウイルス感染の可能性をチェックする方法について、詳しく解説していきます。
スマートフォンに詳しくない方向けに分かりやすく説明しますので、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。
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iPhoneの動作が遅くなる主な原因
まず、iPhoneの動作が遅くなる主な原因について見ていきましょう。
実は、ウイルス感染よりも他の原因があることのほうが多いのです。
ストレージ容量の不足
iPhoneの動作が遅くなる最も一般的な原因の一つが、ストレージ容量の不足です。
iPhoneの空き容量が少なくなると、システムの処理速度に影響を与え、動作が遅くなることがあります。
スマホの動作が遅い場合、 #iPhone と #Android 共通でキャッシュのクリアが有効です。設定から「ストレージ」を選び、「キャッシュデータ」を削除しましょう。これにより、不要なデータが消去され、動作が改善されることがあります。#スマホ #スマホ保険
— 日本リブライン株式会社|業務システム開発に強い大阪のWeb制作会社 (@jplivline) September 17, 2024
例えば、iPhone 13シリーズの場合、128GB、256GB、512GB、1TBの容量オプションがありますが、使用容量が90%を超えると動作に影響が出始める可能性があります。
個人的な経験から言うと、少なくとも10〜20%の空き容量を保つことをおすすめします。
アプリの過剰な使用
多くのアプリを同時に起動していると、iPhoneの動作が遅くなることがあります。
特に、メモリを大量に使用するゲームアプリや動画編集アプリなどを同時に起動していると、顕著に動作が遅くなる可能性があります。
例えば、iPhone 13 Proは6GBのRAMを搭載していますが、複数の重いアプリを同時に起動すると、このRAMがいっぱいになり、動作が遅くなることがあります。
アプリをこまめに終了する習慣をつけると、iPhoneの動作がスムーズになりますよ。
iOSのアップデート
iOSの新しいバージョンがリリースされると、一時的に動作が遅くなることがあります。
これは、新しいOSがインストールされた直後に、システムが最適化作業を行うためです。
iPhoneアップデートしたら動作遅くなったぞー💢
— ねこみん (@nekomindayo) August 10, 2024
例えば、iOS 15からiOS 16にアップデートした直後などは、動作が遅くなることがありますが、通常は24時間以内に解消されます。
ですので、アップデート直後はしばらく様子を見るのがよいでしょう。
ハードウェアの経年劣化
iPhoneを長年使用していると、バッテリーや他のハードウェア部品が劣化し、動作が遅くなることがあります。
特にバッテリーの劣化は、iPhoneの性能に大きな影響を与えます。
例えば、iPhone XやiPhone 11など古めの機種を3年以上使用している場合、バッテリーの最大容量が80%を下回っていることがあるでしょう。
この場合、システムがパフォーマンスを抑制して、予期せぬシャットダウンを防ぐ動作をするかもしれません。
さて、ここまでiPhoneの動作が遅くなる主な原因について見てきました。
次は、実際にウイルス感染している可能性があるのかをチェックする方法について解説していきます。
ウイルス感染の可能性をチェックする方法
iPhoneがウイルスに感染する可能性は、一般的に言うと非常に低いですが、完全にゼロではありません。
iPhoneは、最新のiOSにしてたら余程変なことしない限り大丈夫よ
古いバージョンだと脆弱性をつかれる
不安ならたまにオンラインでウイルスチェックかけたりしてるかな
— hi☆ro (@hiro_19850215) September 18, 2024
ここでは、ウイルス感染の可能性をチェックする方法をいくつか紹介します。
異常な動作や現象をチェック
まず、iPhoneに以下のような異常な動作や現象が見られないかチェックしましょう。
- 見覚えのないアプリがインストールされている
- 電池の消耗が異常に早い
- データ通信量が急激に増加している
- 勝手に広告や怪しいポップアップが頻繁に表示される
- iPhoneが異常に熱くなる
これらの症状が1つでも当てはまる場合、ウイルス感染の可能性を疑う必要があります。
ただし、これらの症状は他の原因でも起こりうるので、必ずしもウイルス感染を意味するわけではありません。
個人的な経験から言うと、特に3と4の症状は要注意です。
私の友人が一度、怪しいアプリをインストールしてしまい、データ通信量が1週間で20GBも増えてしまったことがありました。
皆さんも気をつけてくださいね。
アプリの権限設定を確認
次に、インストールされているアプリの権限設定を確認しましょう。
不要な権限を要求しているアプリがあれば、ウイルスの可能性があるかもしれません。
設定アプリを開き、「プライバシーとセキュリティ」をタップします。
そこで、カメラやマイク、位置情報などの権限を持つアプリの一覧が表示されます。
見覚えのないアプリや、不必要に多くの権限を要求しているアプリがないか確認してください。
例えば、単純な計算機アプリなのに、カメラやマイクへのアクセス権限を要求しているようなケースは要注意です。
そのようなアプリを見つけたら、すぐに削除することをおすすめします。
ジェイルブレイクの確認
ジェイルブレイクとは、iPhoneの制限を解除して、Appleが許可していないアプリをインストールできるようにすることです。
ジェイルブレイクを行ったiPhoneは、ウイルス感染のリスクが非常に高くなります。
ジェイルブレイクの有無を確認するには、「Cydia」というアプリを探してみてください。
このアプリがインストールされている場合、ジェイルブレイクされている可能性が高いです。
個人的には、ジェイルブレイクは本当におすすめしません。
セキュリティリスクが高くなるだけでなく、保証の対象外になってしまうからです。
もし誤ってジェイルブレイクされた端末を手にしてしまった場合は、できるだけ早くiOSを再インストールすることをおすすめします。
ウイルス対策アプリの利用
最後に、ウイルス対策アプリを利用する方法もあります。
ただし、iPhoneの場合、Androidのようなフルスキャンができるウイルス対策アプリは存在しません。
代わりに、不正なWebサイトやフィッシング詐欺からの保護機能を持つセキュリティアプリがあります。
例えば、「Avast Security」や「McAfee Mobile Security」といったアプリがApp Storeで提供されています。
これらのアプリは、怪しいWebサイトへのアクセスを防いだり、Wi-Fi接続の安全性をチェックしたりする機能があります。
ただし、これらのアプリを過信しすぎないことが大切です。
最も効果的なウイルス対策は、信頼できるソースからのみアプリをインストールし、怪しいリンクやメールに注意することです。
ウイルス感染が疑われる場合の対処法
ここまでの確認で、ウイルス感染の可能性が高いと判断された場合、以下の対処法を試してみてください。
不審なアプリの削除
まず、インストールした覚えのない不審なアプリや、使用頻度の低いアプリを削除しましょう。
アプリを長押しして「アプリを削除」を選択するだけで簡単に削除できます。
えこれチート対策系のあれなんだ😰新しいiPhoneでは起動できるから古いiPhoneウイルスかかってんのかこれ……
新しいのにしてアプリだいたい削除したからウオォン怖いねぇ😩— あやそう🧄デュの者 (@kidoayato) July 23, 2024
私の友人が一度、無料のゲームアプリをインストールしたら、突然iPhoneの動きが遅くなったことがありました。
そのアプリを削除したら問題が解決しましたよ。
皆さんも、新しいアプリをインストールする際は十分注意してくださいね。
iPhoneのリセット
アプリの削除で問題が解決しない場合は、iPhoneを初期化(リセット)することをおすすめします。
ただし、この方法ではデータが全て消えてしまうので、最終手段という意味で、事前にバックアップを取っておくことが重要です。
設定アプリから「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択してリセットを行います。
リセット後は、iCloudやiTunesのバックアップから復元できます。
この方法は本当にどうにもならないときの選択肢ですが、ウイルスを除去するための方法の1つですので、頭の片隅に覚えておいて損はありません。
Apple Storeでの相談
どうしても自分で対処できない場合は、Apple Storeに相談するのが良いでしょう。
専門のスタッフが詳しく診断してくれます。
予約をして訪問すると、待ち時間も少なく効率的です。
私も一度利用したことがありますが、丁寧に対応してくれて安心しました。
皆さんも、困ったときは躊躇せずに相談してみてくださいね。
ウイルス感染を予防するための日常的な対策
最後に、ウイルス感染を予防するための日常的な対策について説明します。
これらの対策を習慣づけることで、iPhoneを安全に使い続けることができます。
信頼できるソースからのみアプリをインストール
App Store以外からアプリをインストールしないようにしましょう。
App Storeのアプリは、Appleによる審査を通過しているため、比較的安全です。
たとえ友人から「このアプリ面白いよ」と勧められても、App Store以外からのインストールであれば避けるべきです。
何か最近iPhoneがアプリ2、3個しか起動してないのに、めちゃ重くなって熱くなるんだけど……
ウイルスかなんか感染したん?— 耳トンボ (@ear_dragonfly01) August 3, 2024
私の知り合いで、そういった非公式アプリをインストールしてトラブルに遭った人がいます。
安全性を重視するなら、少しの興味を優先せず、きっぱりと我慢するくらいの気持ちが大切ですよ。
OS を最新の状態に保つ
iOSを最新バージョンに保つことで、セキュリティホールを極力ふさぐことができます。
設定アプリから「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で、最新のiOSがあるかチェックしましょう。
私の場合は、Wi-Fiに接続しているときに自動アップデートを行う設定にしています。
これなら、寝ている間にアップデートが完了するので便利ですよ。
不審なリンクやメールに注意
フィッシング詐欺などの危険を避けるため、不審なリンクやメールには注意しましょう。
iPhoneウイルス感染っぽなったのは、2chっぽい掲示板に貼られてるURL踏んだらなりました。
皆さんも気をつけて下さい。
2chとか掲示板に貼られてるURLは絶対に踏まない方が吉です。— ひろクチ (@115_3001_JNR) September 17, 2024
特に、知らない送信者からのメールに添付されたリンクは絶対にクリックしないでください。
例えば、「アカウントがロックされました」といった緊急性を煽るメールには要注意です。
私の親戚が一度、そういったメールで情報を入力してしまい、個人情報が漏洩したことがありました。
焦っていると正常な判断ができませんから、皆さんも十分に気をつけてくださいね。
公共のWi-Fiの使用に注意
最後に、公共のWi-Fiの使用には十分注意しましょう。
特に、パスワードなしで誰でも接続できるようなWi-Fiは危険です。
どうしても公共のWi-Fiを使用する必要がある場合は、VPN(仮想プライベートネットワーク)サービスを利用することをおすすめします。
VPNを使用すると、通信内容が暗号化されるので、より安全にインターネットを利用できます。
私も海外旅行の際によくVPNを使用しますが、安心してインターネットが使えるので重宝しています。
皆さんも、セキュリティを意識しつつiPhoneを使ってくださいね。
まとめ
iPhoneの動作が遅くなった場合、必ずしもウイルス感染が原因とは限りません。
ストレージ容量の不足やアプリの過剰な使用など、他の要因も考えられます。
ウイルス感染の可能性をチェックする方法として、異常な動作や現象のチェック、アプリの権限設定の確認、ジェイルブレイクの有無の確認などを紹介しました。
また、感染が疑われる場合の対処法や、日常的な予防策についても説明しました。
これらの知識を活用して、皆さんのiPhoneを安全に、そして快適に使い続けましょう。
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