iPhone離れが日本で加速中なのは本当か、Androidのシェア拡大についてまとめました。
新型iPhoneの価格が高すぎると話題になりましたが、それに伴い、Androidスマホの存在感は日に日に増しています。
そこで本記事では、若者中心に人気のPixelシリーズやGalaxyをはじめとするAndroid端末のシェア拡大に着目し、iPhone離れの現状を深掘りしていきます。
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目次
iPhone離れが日本で加速している?
iPhone離れが日本で加速している理由としては、以下が挙げられます。
- 度重なる値上げで買えない
- 目新しい機能がない
- 若者のiPhone人気は変わらず
- そもそもiPhone人気は日本人だけ
特に価格や機能面において、iPhone一強の時代は日本でも終わりつつあるのかもしれません。
度重なる値上げで買えない
iPhone離れが加速する理由の1つめとして、度重なる値上げにより、気軽には買い替えられないことが挙げられます。
新型iPhoneが発売されるたびに端末の値上がりが話題になりますが、最新iPhone15シリーズも全機種10万円超えの高級スマホとなりました。
iPhoneが不動の人気を得た時代と比べると非常に価格差があり、型落ちや中古iPhoneを選ばざるを得ない状況です。
国内の不況や円安などの要因も含め、「iPhoneが好きだから」「そろそろ替えどきかも」という気軽な気持ちでは予算を用意できず、結果iPhone離れが起きています。
目新しい機能がない
iPhone離れが加速する理由の2つめとして、近年のiPhoneには目新しい機能がないことが挙げられます。
これはiPhoneに限った事ではなく、スマートフォン全体に言えることです。
スマホが製品としてかなり成熟しきったため、どのメーカーの端末を使ってもあらかた満足いく使い心地になり、価格の高いiPhoneを選ぶ意味が無くなってきてしまいました。
iPhoneは今や高級スマホですから、新型が出ても目新しい機能が無いならば、ユーザーの期待はずれでiPhone離れが加速する要因となるでしょう。
若者のiPhone人気は変わらず
iPhone離れが加速する理由の3つめとして、iPhoneは主に若者に人気があることが影響しているかもしれません。
NTTドコモのモバイル社会研究所は、2022年と2015年にスマートフォンの年齢別シェア調査を行いました。
すると、10~30代までの若者はiPhoneのシェアが増加した一方で、40代以降はAndroidのシェアが過半数と逆転現象が起きています。
統計を見ると、若者はむしろiPhoneを好む傾向にあります。
しかし、日本の人口分布的に40代以上の人数が多いため、相対的にiPhone離れが起きている可能性があるのです。
そもそもiPhone人気は日本人だけ
iPhone離れが加速する理由の4つめとして、そもそもiPhoneが人気なのは日本特有の現象であることが考えられます。
海外はApple一択ではなく、中国はじめアジア圏や、イタリアなどのヨーロッパ圏ではAndroid端末が人気です。
Appleのお膝元アメリカにおいても、確かにiPhoneは人気ですが、Androidが大幅に劣るわけではありません。
つまり、iPhoneは日本人だけに人気で、他の国ではそれほどでもない場合があるということ。
一度買ったら同じ機種を使い続ける日本人気質も、iPhone人気の維持に貢献していたのかもしれません。
先述の理由などから、だんだんとiPhone離れに考え方がシフトしつつあるのではないでしょうか。
iPhone離れはAndroidメーカーの躍進?
iPhone離れの一因として、Androidスマホを扱う各メーカーの躍進が目立つ結果となっています。
IDCジャパンの「2023年第二四半期(4~6月)出荷台数調査」によると、Apple社のシェアが45.5%と、すでに過半数を割っていることがわかります。
次いでPixelシリーズのGoogle、Galaxyシリーズのサムスン、arrowsのFCNTやXperiaのSONYがシェアを占める結果に。
Android端末は徐々に日本国内でも存在感を増しています。
Google Pixelシリーズが存在感を増す
Android端末の中でも、特に日本市場で存在感を増しているのがGoogle Pixelシリーズです。
最新のPixel 8シリーズが2023年10月に発売されたばかりで、今回のモデルからアップデートを7年も保障すると発表し話題になりました。
Pixelの中では、廉価版で人気のaシリーズも確実にシェアを伸ばしています。
aシリーズはPixelの機能をより必要最低限に絞ることで、安価な価格を実現したコスパ重視のモデルです。
昨今のスマホ値上げの傾向を受けて、順調に人気を獲得しており、iPhoneのシェアを脅かす存在となりつつあります。
特にカメラ系のAIが優秀で、消しゴムマジックを代表とするPixel独自の機能が評価されており、今後もシェアが伸びる可能性が高いでしょう。
SAMSUNG Galaxyシリーズも愛用者が多い
SAMSUNGのGalaxyシリーズは、日本でも長く愛用しているユーザーが多いAndroidスマホです。
ハイエンドモデルのSシリーズから、折りたたみスマホのZシリーズ、安価なAシリーズまで豊富なラインナップが魅力のメーカーです。
Galaxyは、専用の「Sペン」がついた上位モデルのUltraなど、唯一無二のユニークなものづくりもユーザーから支持される理由です。
人と同じものを持ちたくないという個性派や、生粋のガジェット好きにもおすすめ。
スマホ初心者から玄人まで満足できる安心感があるので、Androidスマホを選ぶとき、まず候補にあがる機種と言えるでしょう。
日本メーカー製スマホも躍進
日本メーカーの奮闘もAndroid端末の躍進に一役かっています。
SONYのXperia、SHARPのAQUOSシリーズは例年どおりリリースされており、評判も上々です。
arrowsをはじめとするFCNTは春に民事再生法を申請しましたが、それでも2023年は新機種をリリースしていますし、日本メーカーの安心感を好むユーザーが多いのも事実です。
日本メーカーのスマホは、日本人向けの細やかな配慮が行き届いたつくりで、初心者向け・シニア・子供向けスマホとしてもおすすめ。
片手操作のしやすさや耐久性にも優れており、万人受けする使用感が魅力となっています。
iPhone離れと言われる中でも人気の機種
iPhone離れが加速していると言われる中でも、やはり根強い人気のある機種はあります。
2023年でも人気のあるiPhoneは以下のモデルですので、参考にしてみてください。
iPhoneSE(第三世代)
iPhone離れと言われる中でも人気の機種1つめは、iPhoneSE(第三世代)です。
iPhoneSEはエントリーモデルに位置づけられた機種で、価格の安さが特徴的な端末です。
安いだけでなく、旧モデルiPhone14と同じ「A15チップ」を搭載した、処理性能の高さも魅力。
スペックの高さと、手に取りやすい価格帯がヒットして、初心者からヘビーユーザーまで網羅的に人気があります。
現行機種では唯一、指紋認証とホームボタンに対応している機種なので、旧iPhoneの外観が気に入っているユーザーからの支持も厚いです。
今から購入しても、十分に元が取れるコスパの良い機種と言えるでしょう。
iPhone13
iPhone離れと言われる中でも人気の機種2つめは、iPhone13です。
新型の15シリーズが発売されたため、2世代落ちになり、今なら10万円以下で安く購入できます。
iPhone13は、後継機のiPhone14と同じA15Bionicチップを採用しています。
そのため、操作もさくさく快適で、型落ちモデルの中でも特にお得感があるiPhoneです。
まだ2世代落ちなので、iOSアップデートも長い期間受けられるでしょうし、今から購入しても使い倒せます。
iPhone15 ProMax
iPhone離れと言われる中でも人気の機種3つめは、最新のiPhone15 ProMaxです。
iPhoneのフラッグシップモデルProMaxは、コスパや価格を度外視し「Appleの最高級スマホが欲しい」というユーザーに訴求しているプロ向けの1台です。
それゆえに価格はもちろん高いのですが、Appleブランドに惚れ込んでいる人が購入するため、毎回人気が出るモデルでもあります。
15シリーズでは、上位モデル専用に開発された「A17Proチップ」が初搭載され話題になりました。
iPhone好きなら一度は使いたいと思う、憧れの機種と言えるでしょう。
iPhone離れはさらに加速する可能性あり
本記事では、日本人のiPhone離れが加速している現状について深掘りし、Androidの台頭や人気機種について解説しました。
統計値だけを踏まえれば、日本の人口分布的に今後もiPhone離れが進む可能性は否定できません。
しかし、それは良いことでも悪いことでもなく、自分好みのスマホを使う選択肢が増えていると好意的に受け取れるはずです。
画期的なスペックのiPhoneが登場する可能性もあれば、魅力的なAndroid端末がシェアを拡大する未来があるかもしれません。
今後の動向に注目しつつ、柔軟な感性でお気に入りのスマホをぜひ選んでみてください。
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