iPhone 15シリーズは5G対応が大きく注目されていますが、実は4G LTEにも幅広く対応しており、日常的な通信の多くは4G回線を使用している人もまだまだいます。
特に日本国内では、4G LTEの通信インフラが充実しているため、特に地方などでは安定した通信環境を提供しているんです。
今回の記事では、iPhone 15シリーズの4G対応状況と、実際の通信環境について詳しく解説していきます。
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目次
4G LTEの基本を理解しよう
4G LTEは、現在でもまだまだ重要な通信規格です。
5Gが利用できない地域でも、4G LTEであれば安定した通信が可能です。
では、具体的な仕組みについて見ていきましょう。
4G LTEの特徴と仕組み
4G LTEは、理論上の最大通信速度が下り100Mbps、上り50Mbpsとなっています。
実際の通信速度は場所や時間帯によって変動しますが、動画ストリーミングやWeb閲覧には十分な速度です。
私の経験上、比較的都市部であれば平均して下り50Mbps程度の速度を安定して得られています。
一昨日iPhoneの機種変したけど、職場周りがどうも5Gエリアのようで。
ただ4Gになったり5Gになったりと不安定で、SafariもTwitterも速度が遅くてビックリしたわ。折角の5Gやけど、4Gのほうが速いので5Gの設定切った。
— まりのすけ (@marinosuke_113) October 18, 2021
また、4G LTEは電波の回り込みが5Gより優れているため、建物など遮断物が多い場所でも比較的安定した通信が可能です。
iPhone 15シリーズの対応周波数帯
iPhone 15シリーズは、世界各地の4G LTE周波数帯に幅広く対応しています。
日本で使用される主要なバンドについて、詳しく解説していきましょう。
国内キャリアの対応バンド
docomo、au、SoftBankで使用されているバンド1(2100MHz)、バンド3(1800MHz)、バンド19(800MHz)、バンド28(700MHz)などには問題なく対応しています。
国内キャリアの周波数帯にはすべて対応しているため、iPhone15があれば問題なく通信環境を整えることができますよ。
また、低周波数帯は建物内や地下での通信に強いという特徴があります。
プラチナバンドと呼ばれる700-900MHzの帯域は、安定した通信が可能で、多くのユーザーに重宝されています。
キャリアごとの通信特性
各キャリアでは、異なる周波数帯を組み合わせてサービスを提供しています。
これにより、それぞれ特徴的な通信環境が実現されています。詳しく見ていきましょう。
通信事業者別の特徴分析
docomoでは、バンド1、3、19を中心に周波数帯を活用しています。
auはバンド18・バンド26を効果的に活用しており、郊外でも安定した通信が可能です。
povoにしてから地下とかビル内とかでも問題なく繋がるようになったので大成功
やっぱりプラチナバンド強いね— ドンパッチ (@tkhik) October 29, 2021
SoftBankはプラチナバンドのバンド3、バンド8の利用が多く、混雑時でも比較的安定した通信を提供しています。
通信速度と実用性
4G LTEの通信速度は、実際の使用環境でどの程度の性能を発揮するのでしょうか。
実測データを基に解説していきます。
エリアごとの速度差と対策
都市部と郊外では、おなじ4GLTEでも通信速度に差が出ることがあります。
郊外、特に人口密集地から離れた場所では10Mbps程度まで低下することもあります。
このような場所では、動画の事前ダウンロードや、オフラインマップの活用をお勧めします。
また、建物の構造や天候によっても速度変化が起きるため、重要なオンライン作業は安定した通信環境で行うことをお勧めします。
具体的な動作に伴う性能評価
都市部での実測では、混雑時でも十分な速度が得られることが多いです。
フルHD動画のストリーミングに必要な5Mbpsを大きく上回る速度が出ることもあります。
また、Web会議に必要な上り3Mbps程度なら十分にクリアしており、テレワークにも支障はないでしょう。
特に、建物内では5Gよりも4G LTEの方が安定して通信できることも多いので、まだまだ実用性は非常に高いと感じています。
バッテリー消費と通信設定
4G LTEは5Gと比べてバッテリー消費が少ないという特徴があります。
効率的な運用方法について見ていきましょう。
省電力設定のポイント
通信設定を「4G」に限定することで、バッテリーの持ちが改善される場合があります。
特に5Gの電波が不安定な地域では、4G限定に設定することをお勧めします。
私も使ってみて驚いたのですが、4G限定で設定していた時は5Gをオンにしていた時と比べて、バッテリーの持ちが向上したんです。
また、5Gと4Gを頻繁に行き来する場所では、一時的に「4G」固定にすることで、バッテリーの消耗を抑えることができたりします。
自動設定の活用とカスタマイズ
iPhoneの「モバイルデータ通信のオプション」では、4Gと5Gの自動切り替えをカスタマイズできます。
ちなみにiPhoneには5Gオートっていう機能があって充電があまり減らないようになってる
— ピヨ (@yoshio_LiSAlove) May 31, 2022
「5Gオート」設定では、4Gで十分な場合は自動的に切り替わり、バッテリーを節約できます。
また、5Gのみを使用するような設定も可能です。
電池持ちは良いので、とにかく早く通信を行いたいという場合は、このような設定にしておくのもアリでしょう。
この設定を柔軟に変更することにより、1日中バッテリー残量に余裕を持たせながら使うことができますよ。
iPhoneで4G LTEを使うのは実用的
iPhone 15シリーズの4G LTE対応状況は、実用面で非常に重要な要素となっています。
5Gが普及途上である現在、4G LTEは依然として主力の通信手段として機能しており、その安定性は高く評価できます。
日常的な使用では、4G LTEで十分な通信速度が得られるため、利用地域によっては無理に5Gを使用する必要はありません。
特に、バッテリー消費を考慮する場合や、建物内での使用が多い場合は、4G LTEを積極的に活用することをお勧めします。
将来的に5Gの整備が進むまでは、4G LTEが重要な役割を果たし続けるでしょう。
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