Galaxyは韓国のサムスン電子が製造するAndroidスマートフォンのブランドで、高性能なカメラや大画面ディスプレイが特徴的です。
しかし最近、「ギャラクシーは人気がない」「二度と使わない」といった声も耳にします。
果たして、その理由は何なのでしょうか?
今回は、Galaxyの人気が低迷している原因について、ユーザーの声を交えながら詳しく解説していきたいと思います。
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目次
Galaxyの現状
まずは、Galaxyの現状を数字で見ていきましょう。
IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社が発表した最新のスマホのシェア率を見ると、Galaxyを展開しているSamsungの日本国内の市場シェアが2022年の9.1%から2023年には6.3%に減少しています。
この39%の減少は、他の主要メーカーと比較してもかなり大きなものです。
例えば、Appleは市場シェアが49.0%から51.9%に増加しており、SharpやKyocera Groupのシェアも微増しています。
また、Googleの市場シェアが1.5%から10.7%に急増している一方で、Samsungは大幅なシェア減少を経験していることからも、特に日本国内においてSamsungの人気が低下していることがうかがえます。
総合的に見ると、Samsungのシェアが大きく減少していることから、日本国内においてGalaxyの人気がないと言えるでしょう。
他のブランドがシェアを維持または増加させている中で、Samsungの減少は目立っているため、これは明確な人気の低下を示しています。
では、なぜGalaxyの人気が落ちているのでしょうか?ユーザーの声を聞いてみると、いくつかの理由が浮かび上がってきました。
ギャラクシー人気ない理由1:iPhoneとの差別化が難しい
ギャラクシー人気ない理由の1つめは、iPhoneとの差別化が難しいからです。
ハードウェアの差が縮まっている
Galaxyの人気が低迷している理由の1つは、iPhoneとの差別化が難しくなっていることです。
かつてGalaxyは、iPhoneにはない大画面や高性能カメラなどのハードウェア面での強みがありました。
しかし近年は、iPhoneもディスプレイサイズの拡大やカメラ性能の向上を進めており、両者のハードウェア面での差は縮まっています。
例えば、2021年に発売されたiPhone 13 Proは、6.1インチのOLEDディスプレイと、1,200万画素の広角カメラ、1,200万画素の超広角カメラ、1,200万画素の望遠カメラを搭載しています。
一方、同年に発売されたGalaxy S21 5Gは、6.2インチのOLEDディスプレイと、1,200万画素の広角カメラ、1,200万画素の超広角カメラ、6,400万画素の望遠カメラを搭載しています。
カメラ性能はGalaxyの方が上ですが、全体的なスペックの差は小さくなっています。
ソフトウェアやエコシステムの魅力で差をつけられない
また、ソフトウェアやエコシステムの面でも、iPhoneの優位性は揺るぎません。
iPhoneは、iOS独自のシンプルで洗練されたユーザーインターフェースや、AirPodsなどのアクセサリーとのシームレスな連携、豊富なアプリ資産を持つApp Storeなど、ハードウェアだけでなくソフトウェアやサービスを含めた総合的な魅力があります。
一方、GalaxyはAndroidを搭載しているため、他のAndroidスマホとの差別化が難しい面があります。
Samsungは独自のユーザーインターフェース「One UI」を開発していますが、iOSほどの差別化効果は得られていないようです。
また、アプリ開発者の中には、iOSアプリの開発を優先し、Androidアプリの開発を後回しにするケースもあり、アプリの充実度でもiPhoneに軍配が上がります。
こうした状況を踏まえると、ハードウェア、ソフトウェア、エコシステムのいずれの面でも、Galaxyは「iPhoneに勝る」とは言い難いのが現状です。
もちろん、Galaxyにもカメラ性能の高さなど独自の強みはありますが、トータルでの魅力では、iPhoneに及ばないというのがユーザーの率直な感想のようです。
ギャラクシー人気ない理由2:価格が高い
Galaxyの人気が低迷しているもう1つの理由は、価格の高さです。
SamsungはGalaxyシリーズをハイエンドモデルとして位置づけており、最新モデルの価格は軒並み10万円を超えています。
例えば、2024年に発売されたGalaxy S24 Ultraの国内販売価格は、12GBのRAMと256GBのストレージを搭載したモデルで約20万円でした。
もちろん、高い価格にはそれなりの理由があります。
Galaxyは最新のテクノロジーを搭載した高性能モデルであり、大容量メモリやストレージ、高解像度ディスプレイ、多眼カメラなど、ハイエンドならではの魅力を備えています。
しかし、15万円を超える価格帯のスマートフォンは、一般消費者にとってはハードルが高いのが実情です。
近年は、シャオミやOPPOなど、中国メーカーのコストパフォーマンスに優れたスマートフォンが日本でも人気を集めています。
例えば、2024年に発売されたシャオミのスマホは、6.55インチのOLEDディスプレイや高性能カメラを搭載しながら、価格は10万円未満(税込)と手頃です。
こうした状況下で、Galaxyの高価格戦略は、多くのユーザーから「割高感がある」と受け止められているようです。
ギャラクシー人気ない理由3:アフターサービスの不安
Galaxyの人気が低迷している3つ目の理由は、アフターサービスの不安です。スマートフォンは高価な商品であり、購入後のサポートやメンテナンスも重要な要素です。
この点で、Galaxyには課題があるとの指摘があります。
例えば、Galaxyのディスプレイは曲面設計になっているため、画面の端が割れやすいというトラブルが報告されています。
画面交換の費用は機種によって異なりますが、概ね3万円から5万円程度と高額です。
また、バッテリーの劣化や不具合など、他にも修理が必要になるケースは少なくありません。
こうしたトラブルに対するSamsungスマホのサポート体制には、不満の声が聞かれます。
日本で普及している iPhone よりもサポートが薄くなってしまうのは仕方のないことですが、Galaxy をメインで使っているユーザーからすると問題点であることには変わりありません。
こうした状況を踏まえ、Galaxyのアフターサービスには不安を感じるユーザーが多いようです。
「高い買い物をしたのに、トラブルが起きた時に安心して任せられるサポート体制が整っていない」という不満は、Galaxyの人気低迷に拍車をかけている可能性があります。
ギャラクシー人気ない理由4:ブランドイメージの弱さ
Galaxyの人気が低迷している4つ目の理由は、ブランドイメージの弱さです。
GalaxyはAndroidスマートフォンの中では高い知名度を誇りますが、iPhoneほどの圧倒的な存在感はありません。
日本でスマートフォンというと、まず連想されるのはiPhoneでしょう。
iPhoneは、シンプルで洗練されたデザインや、使いやすいインターフェース、充実したアフターサービスなどが評価され、安心して使える高品質なブランドとして認知されています。
一方、Galaxyのブランドイメージは、「iPhoneの対抗馬」「Androidの中では高級」程度にとどまっているようです。
ブランドイメージの問題は、一朝一夕には解決できません。Samsungには、ハードウェアの進化だけでなく、Galaxyブランドの価値を高めるための、息の長いマーケティング戦略が求められるでしょう。
Galaxy(ギャラクシー)二度と使わない理由まとめ
Galaxyは、高性能なカメラや大画面ディスプレイなど、ハードウェアの面では優れた魅力を持っています。
しかし、iPhoneとの差別化が難しくなっているほか、価格の高さ、アフターサービスの不安、ブランドイメージの弱さなど、ユーザーが「二度と使わない」と感じる理由は複数あるようです。
とはいえ、Galaxyはまだ進化の途上にあるブランドです。サムスン電子は、折りたたみ式ディスプレイを搭載した「Galaxy Z Fold/Flip」シリーズなど、革新的な製品の開発に取り組んでいます。
今後、こうした新機軸が功を奏し、Galaxyの人気が復調する可能性も十分にあるでしょう。
スマートフォンを買い替える際には、iPhoneだけでなく、進化を続けるGalaxyにも注目してみてください。新たな発見があるかもしれません。
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