最新のスマートフォンでは、2つの回線を使い分けられるデュアルSIM機能が注目を集めています。
特にAQUOSシリーズは日本市場向けに最適化された機種が多く、その対応状況について知りたいという声をよく耳にします。
結論から言うと、AQUOSシリーズではデュアルeSIM(eSIMを2枚同時に使用)には対応していません。
しかし、物理SIM2枚での利用や、eSIM1枚と物理SIM1枚の組み合わせに対応している機種があります。
本記事では、各機種のデュアルSIM対応状況を詳しく解説し、実際の運用時の注意点までご紹介します。
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目次
AQUOSシリーズのeSIM対応最新状況
2024年現在、AQUOSシリーズではデュアルeSIM(eSIMを2枚同時に使用)に対応している機種はありません。
この点は、Google Pixel 7以降の機種がデュアルeSIMに対応していることと比べて、大きく異なりますね。
ただし、AQUOSシリーズでも2回線を使用する方法はいくつか用意されています。
最新フラッグシップモデルの対応状況
たとえばAQUOS R8では、Dual SIM Dual VoLTEに対応しており、eSIMと組み合わせて使用することができます。
あれ、ちょっと待って。SIMフリーAQUOS R8/R8 ProのデュアルSIMは、片方eSIMなのか。今社用と私用でSIMカード2枚で運用してるから、私用の方をeSIM化しないといけないのか。
— すずばやし (@suzubaya) August 24, 2023
物理SIMスロットが1つなので、一つはeSIMにしなければなりませんが、デュアルSIM運用が可能です。
eSIMを2つ同時に使用するのではありませんが、2回線を利用したい人は問題なく使えます。
ミドルレンジモデルの対応状況
AQUOS senseシリーズでも、デュアルSIM対応が特徴となっています。
機種によっては2枚の物理SIMスロットを搭載しているものもあります。
たとえば過去のAQUOS sense4などはnanoSIMスロットが2ヶ所あります。
最近の機種はシングルスロットの傾向があり、たとえばAQUOS sense8はこの仕様なので、もう一つはeSIMを使うことになります。
ミドルレンジモデルも、デュアルSIMデュアルVoLTEに対応しているモデルがかなり増えてきているのが特徴です。
物理SIMでのデュアルSIM対応機種
AQUOSシリーズでは、物理SIMを2枚使用できるモデルが複数存在します。
しかし、最近の機種ではこのような仕様は減少傾向です。
具体的な機種と特徴を見ていきましょう。
国内向けモデルの特徴
たとえばAQUOS sense4、AQUOS sense5Gでは、nanoSIMスロットを2基搭載しています。
これらは、物理SIMによるデュアルスタンバイ(DSDS)に対応しています。
しかし、これはあくまでSHARPからリリースされたSIMフリー版に限ります。
キャリア版は対応していませんので、注意が必要です。
他社スマートフォンとの比較
AQUOSシリーズのデュアルeSIM対応を理解するために、他社の対応状況も見ていきましょう。
実は、他社ではデュアルeSIM対応機種がだんだん増えてきているんです。
デュアルeSIM対応機種との違い
Google Pixel 7以降の機種では、2枚のeSIMを同時に使用できるデュアルeSIMに対応しています。
2023年に購入したスマホはGoogle Pixel 7a、iPhone SE3、Google Pixel 8 Pro、iPhone 15 Pro Maxの4つ。個人的なベストバイはPixel 7aだった。廉価版でありながら、ハイエンドモデルとの機能差が僅かで、サイズも丁度いい。新たにドコモバンドやデュアルeSIMに対応した点も高評価に値する。
— naotosx (@naotosx) December 31, 2023
これは、物理的なSIMカードを全く使わずに2回線を使える革新的な機能です。
他にも、GalaxyやiPhoneなど、海外に拠点を置くメーカーのスマートフォンは、近年リリースされた機種ならばこの機能を備えているんです。
一方、AQUOSシリーズでは、現時点でこの機能には対応していません。今後の対応が期待されます。
デュアルSIM運用時の注意点
2回線を同時に使用する際には、いくつか気をつけるべきポイントがあります。
これらは私自身の使用経験から特に重要だと感じた部分です。
バッテリー消費について
2つの回線を待ち受けると、バッテリーの消費が増加しやすくなります。
常にONにしておく必要がなければ、使用していない回線を一時的にオフにすることで、消費を抑えることができます。
通信の優先設定
音声通話とデータ通信について、どちらのSIMを優先するか個別に設定できます。
例えば、仕事用の回線を通話優先に、プライベート用の回線をデータ通信優先にするといった設定が可能です。
せっかく2つの回線を使うならば、状況に応じて柔軟に設定を見直すと、より使いやすくなるでしょう。
今後の展望と購入アドバイス
AQUOSシリーズの今後について、現実的な見通しをお伝えします。
将来的な対応について
シャープはeSIM対応を徐々に拡大していますが、デュアルeSIMへの対応については慎重な姿勢を見せているようです。
日本市場でもeSIMは普及していますが、まだ物理SIMの需要が依然として高いことが背景にあるのかもしれません。
AQUOS R7(仮称)に期待したいこと
・eSIM対応(出来ればデュアルeSIM希望)
・ストレージ、256GBにアップグレード希望
・エッジディスプレイはやめてほしい
これくらいかな— 恵太@📱💻🎧💳 (@keita_gadget) February 16, 2022
いずれはeSIMを優先することになるかもしれませんが、今後の状況次第と言わざるを得ません。
機種選択のポイント
2回線の利用を検討されている方には、ぜひデュアルSIM対応の機種選択をお勧めします。
海外渡航が多い方や、社用スマホとの切り替えを行いたい方などは、デュアルSIM対応のスマートフォンがとても役立つでしょう。
一方、プライベートでの使用が中心の方であれば、あまり必要性を感じないかもしれません。
また、物理SIMを2個使いたい方は、選べる機種が限られてきていますので、スロットの数も確認することをおすすめします。
まとめ
AQUOSシリーズは、デュアルeSIMには対応していませんが、eSIM1枚と物理SIM1枚の組み合わせなど、実用的な2回線運用が可能です。
デュアルSIM対応は、安定性と互換性の面で優れており、多くのユーザーにとって使いやすい選択肢となっています。
ご自身の利用シーンに合わせて、最適な運用方法を選択してください。
初めて2回線運用を検討される方は、まずは物理SIMでの運用から始めることをお勧めします。
その上で必要に応じてeSIMをプラスするという段階的なアプローチが、最も安全でスムーズに使えるのではないでしょうか。
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