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中学生にはiPhoneSEで十分?iPhone14とiPhone15にしなくてもよい?

「中学生の子どもにスマートフォンを持たせたいけれど、最新のiPhone15は高すぎる…」「でも、古いモデルだと子どもが喜んでくれないかも…」という声をよく耳にします。

実は、iPhoneSEでも、SNSやゲーム、動画視聴など、中学生の主な用途には十分対応できるんです。

しかしiPhoneSEもいくつか種類がありますので、世代によっては役不足に感じる可能性もあります。

そこで本記事では、iPhoneSEにまつわる使用感やスペック比較、メリット・デメリットを詳しく解説していきたいと思います。

2024年時点での各iPhoneモデルの価格比較

まずは気になる価格から見ていきましょう。

モデルによって予想以上に価格差がありますし、iPhoneSEの中でも世代によってコストは大きく異なります。

各モデルの本体価格

新品のiPhoneSE(第3世代/64GB)は、現在AppleStoreで価格62,800円からの販売となっています。

一方、iPhone14(128GB)は、95,800円から、iPhone15(128GB)は、112,800円からとなっています。

もちろんストレージによっては金額は変わりますが、上記で比べた場合、iPhoneSE3を選べば、3~5万円程度の節約が可能です。

これは親御さんにとっては大きな金額ですし、お子さまにとっては説得が困難になる予感がするでしょう。

さらに、旧モデルであるiPhoneSE2を選べば、現在は中古やリファービッシュ品の取り扱いになりますから、大幅なコスト減も狙えます。

このように、中学生に与えるスマートフォンとして、iPhoneSEは現実的な選択肢であることがわかります。

スペック比較:iPhoneSEは本当に十分なのか

価格差は大きいものの、もちろん実際の性能差も気になるところです。

次は具体的なスペックを見ながら、実用性を検証してみましょう。

処理性能とメモリ

iPhoneSE(第3世代)はA15 Bionicチップを搭載しており、これはiPhone14シリーズと同じプロセッサです。

つまり、チップだけで言えば、わりと新しい機種に代わり映えしないということです。

もちろん、LINEやInstagram、TikTokなどのSNSアプリを同時に起動しても、特に遅延を感じることはありません。

むしろ中途半端にiPhone11や12を買うくらいなら、iPhoneSE3の方が処理性能はうんと優れています。

カメラ性能の違い

中学生は友人と写真を撮影する機会も多いでしょうが、正直に言うとiPhoneSEは物足りなく感じる可能性があります。

ナンバリングシリーズと違い、1,200万画素の単眼カメラを搭載していて、必要十分ではあるものの高画質とまでは言えません。

ポートレートモードにも対応していますが、シングルレンズのため超広角撮影には対応していません。

たとえばInstagram用の写真撮影など、加工ありきであれば十分な画質が得られますが、本格的な撮影性能を求める場合は少し役不足でしょう。

価格差があるだけに、iPhone14やiPhone15と比べると見劣りする部分があります。

バッテリー持続時間の比較検証

多くの保護者の方が気にされているのが、バッテリーの持続時間ですよね。

端末サイズの小さいiPhoneSEですが、具体的にどの程度差があるのかを見ていきましょう。

1日の使用でどれくらい持つか

iPhoneSE3のバッテリー容量は2,018mAhとされており、連続動画再生時間は約15時間となっています。

一方、iPhone14は3,279mAh、iPhone15は3,349mAhと、かなりの容量差があります。

実際の学校生活を想定して、LINEやInstagramの使用(2時間)、YouTube視聴(1時間)、ゲーム(30分)という使い方をした場合、iPhoneSEは夕方には充電が必要になる可能性が高いでしょう。

実際、私の甥っ子も中学生の時にはiPhoneSEを使っていましたが、利用時間が増えるにつれてモバイルバッテリーを持ち歩くようになりました。

iPhoneSEに限らず、一般的にスマートフォンのサイズが小さければ小さいほど搭載できるバッテリーも小さくなります。

Apple製品はバッテリー効率が良いため、比較的電池は長持ちしやすいものの、サイズの大きな機種と比べればその差は目立つでしょう。

実際の使用感

保護者の視点だけでなく、実際に使用してみた人の意見も大切ですよね。

そこで、私も含めiPhoneSEシリーズを実際に使ってみた経験と結果をお伝えします。

SNSやゲームの動作状況

人気ゲーム「原神」の動作を検証したところ、iPhoneSE3でも遊べることが分かりました。

TikTokやInstagramの動画再生もスムーズで、コメントの投稿やダイレクトメッセージのやり取りにもストレスは感じられません。

ただし、複数のアプリを同時に起動すると、iPhone14やiPhone15と比べて若干の動作の遅さを感じる場合があるようです。

「ゲームは普通に遊べるけど、重いゲームだと少し熱くなる」という意見もありました。

画面サイズに関する評価

iPhoneSEの4.7インチという画面サイズについては、賛否が分かれる結果となりました。

小柄な人や女性であれば「片手で操作しやすくて良い」という意見が出る一方で、「動画を見るときは画面が小さく感じる」という声も聞かれました。

また、「画面が小さくて打ちづらい」という指摘もありました。

ただし、慣れてしまえば問題ないという意見が多数を占めており、個人の好みにもよるかもしれませんね。

将来性を考えた選択のポイント

中学生のスマートフォンは、少なくとも高校入学までは使い続けることを想定して選びたいものですよね。

最後に、長期利用の観点から重要なポイントを見ていきましょう。

OSアップデートの対応期間

iPhoneSE(第3世代)は2022年発売のモデルで、Appleの通常のサポート期間から考えると、2028年頃まではiOSのアップデートが提供される見込みです。

仮に中学1年生で買い与えたとしても、中学3年生になるまで十分にカバーできる期間となっています。

ただし、今後登場する新しいアプリやゲームが、iPhoneSEの性能では快適に動作しない可能性もあることは考慮に入れておく必要があるでしょう。

修理や故障のリスク

中学生に与える場合、大人が使うときよりも落下や水濡れなどのアクシデントが起こりやすいものです。

修理費用の観点からみると、iPhoneSEはスクリーン修理が約19,400円、バッテリー交換が約11,200円となっています。

iPhone14(スクリーン修理約42,800円、バッテリー交換約15,800円)やiPhone15(スクリーン修理約42,800円、バッテリー交換約15,800円)と比べて修理費用を抑えられます。

また、初期費用が安くすむので、万が一全損した時のダメージも少なくて済みます。

まだ扱いに慣れていない初めてのスマートフォンとしては、安心感があるでしょう。

中学生でも利用目的に合わせた選び方が大事

結論として、基本的なSNSやウェブ閲覧、カジュアルなゲーム利用が中心であれば、iPhoneSE3は十分な選択肢となります。

特に、コスト面を重視する場合や、はじめてのスマートフォンとして使い方を学ばせる段階では、iPhoneSEはバランスの取れた選択と言えるでしょう。

ただし、写真や動画の撮影を頻繁に行う場合や、最新のゲームを快適に楽しみたい場合は、iPhone14やiPhone15の方が良い選択となる可能性があります。

また、バッテリー持続時間や処理性能を重視する場合も、新しいモデルの方が安心です。

ただし、iPhoneSE2の場合はスペックもかなり古くなっており、中学3年間も問題なく利用できるとは言い切れません。

iPhoneSEの場合は第三世代を、それ以外の機種であれば家族割や中古スマホなど、安くかう工夫をしながら検討してみてはいかがでしょうか。

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