この記事では、iPhoneで使う「クリップボード」についてお話します。これは、私たちが普段からよく使う「コピー＆ペースト」という機能を支える大切な役割を果たしています。
みなさんは、iPhoneの中に文章や画像をいったん保存しておく場所があることを知っていますか？それが「クリップボード」です。
コピーまたはカットした内容を保存しておき、後で別の場所に貼り付けることができます。
また、iPhoneだけでなく、他のアップル製品ともクリップボードをシェアすることができます。
これにより、たとえばiPhoneでコピーした文章を、Macの文書に貼り付けることができるんですよ。クリップボードでできることを知っておくと、もっと便利に使えるようになります。
ただし、クリップボードに保存されている情報はチェックできませんし、過去に何をコピーしたかの履歴を見ることもできません。
それでも、クリップボードを上手に活用すると、日々の作業がずっとスムーズになりますから、この記事で詳細な使い方をもっと詳しく学んでいきましょう。
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目次
iPhone「クリップボード」とは何か？
クリップボードは、コピーまたはカットした内容をいったん保存する場所のことです。
保存した内容は、後でどこか別の場所に貼り付けて使うことができますよ。
クリップボードはテキストだけでなく、リンクや画像なども保存できる便利な機能です。
普段はあまり意識されないかもしれませんが、私たちがよく使う「コピー＆ペースト」は、このクリップボードがあるからこそできるんです。
そして、クリップボードはiPhoneに限らず、スマートフォンやパソコンなど多くのデバイスに標準で備わっている機能です。
ちなみに、この名前は文房具で紙を挟んでおく「クリップボード」から来ています。
この文房具が物理的に紙をいったん保持しておくように、デジタルでも情報を記録してくれるというわけですね。
アップル製品ならクリップボードの内容をシェアできる
iPhone、iPad、iPod touch、Macなどのアップル製品には、「ユニバーサル・クリップボード」というすごい機能があります。
これは、同じIDでiCloudにサインインしているデバイス間で、クリップボードをシェアできる機能です。
たとえば、iPhoneでコピーしたものを、iPadでサッとペーストすることができるんですよ。
ユニバーサル・クリップボードを使うためにはいくつか条件があります。
まず、各デバイスで同じIDにサインインしていることが必要です。
さらに、デバイスのBluetoothとWi-Fiがオンになっていて、Handoffという機能もオンに設定しておく必要があります。
多くの方はBluetoothやWi-Fiはすでにオンにしていると思いますが、Handoffは少し聞きなれないかもしれませんね。
iPhoneやiPad、iPod touchでHandoffをオンにするには、まず「設定」を開き、「一般」をタップして、「AirPlayとHandoff」を選び、「Handoff」をオンにします。
Macの場合は、「システム環境設定」の「一般」セクションから「このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可」をオンにすることができます。
これらの設定を済ませておけば、ユニバーサル・クリップボードを使ったコピーとペーストは自動で行われます。
ただし、ユニバーサルと通常のクリップボードは使い分けることができませんので、異なる内容をコピーしたい場合は、Handoffをオフにするといいでしょう。
また、Appleによると、ユニバーサル・クリップボードに保存した内容は時間が経つと消えることもあるそうですので、注意しましょう。
iPhoneのクリップボードってどこにある機能？
iPhoneには、「クリップボード」という見える形での項目はありません。
つまり、iPhoneの画面で直接「クリップボード」というアイコンを見つけたり、特定のメニューとして使うことはできないんです。
例えば、「カメラ」や「メモ」といったアプリは、アイコンをタップすることで起動したり、設定を変更することができますよね。
しかし、クリップボードはそういった形でユーザーが直接触れるものではありません。
これはiPhoneの中で動いているプログラムの一部として機能していて、私たちがテキストや画像をコピーするとき、その内容をいったん保存しておく役割を持っています。
でも、その保存されている場所を直接見たり触ったりすることはできません。
つまり、見えないけれども、コピー＆ペーストという便利な操作を可能にしてくれる大切な機能ということなんです。
iPhoneのクリップボードに残した履歴は見れる？
iPhoneのクリップボードは、ちょっと特殊な機能で、最後にコピーまたはカットした内容だけが保存されます。
つまり、過去にコピーしたものの一覧を見ることはできないんですね。
また、クリップボードに今何が保存されているかも、実際に何かを貼り付けててみるまでわからないのです。
ですから、コピーした内容を忘れてしまった場合は、ペーストして確認するしかありません。
これは少し不便かもしれませんが、プライバシーを守るという点では安心ですね。
コピーした文章やリンクは削除可能なのか？
iPhoneのクリップボードには、削除する特別な機能はありませんが、新しく何かをコピーまたはカットすると、以前に保存されていた内容は勝手に上書きされて消えてしまいます。
ですから、履歴を遡ることはできません。保存された記録を新しいものに置き換えることで、古い情報を完全に消去するという意味です。
もしクリップボードの中身を空にしたい場合は、意味のない何か、例えば空欄をコピーすることで、以前の内容を上書き消去することができます。
クリップボードの履歴をキープできるアプリも
クリップボードの履歴をチェックできないのは、確かに不便な点かもしれませんね。
でも、そんなときに役立つのがサードパーティ製のアプリです。
これらのアプリケーションは、コピーまたは貼り付けた履歴を保存してくれるので、過去にコピーした内容を簡単に見返すことができます。
その中でも「PastClip」というアプリケーションはとてもシンプルで使いやすいです。
これは、アプリを開くたびに勝手にクリップボードの内容を記録してくれる優れモノです。
履歴をチェックしたり、以前の内容をワンタッチで再びクリップボードに保存したりすることができるので、非常に便利です。
もしよくコピー＆ペーストを使う方なら、「PastClip」のようなアプリを使ってみると、作業がずっとスムーズになるかもしれませんよ。
iPhoneではクリップボードの履歴や内容は確認できない
今回は、iPhoneの「クリップボード」機能について詳しくお話ししてきました。
まとめると、クリップボードはコピーまたはカットした内容をいったん保存する場所です。
この機能はアップル製品間でシェアすることが可能で、例えばiPhoneでコピーした内容をMacでペーストできます。
しかし、クリップボードに保存されている内容はペーストしてみるまで確認できませんし、過去にコピーした内容の履歴を見ることもできないという点があります。
これは少し不便かもしれませんが、安全性を高めるためには必要な機能とも言えます。
もし履歴を残したい場合は、コピーした内容をメモアプリに貼って保存するか、または「PastClip」のようなサードパーティのアプリケーションを利用するといいでしょう。
これならコピーした内容を自動で記録し、必要なときに再び利用できるようにしてくれます。
以上がiPhoneのクリップボードの基本的な情報と、もっと便利に使うための小技です。
ぜひ活用していただき、日々の作業が少しでも楽になれば嬉しいです。
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