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iPadなどのタブレット端末を家族で共用する時の注意点

「子供が勝手にアプリを購入していた!」「家族の写真で容量がいっぱいに...」タブレットの家族共有で、こんな経験はありませんか?

実は、iPadなどのタブレット端末は、適切な設定とルール作りがあれば、家族で快適に共有することができます。

今回は、実際に家族でタブレットを共有している筆者が、トラブルを防ぎ、快適に使い続けるためのポイントを詳しく解説します。

複数アカウントの適切な設定方法

タブレットの共有で最も重要なのが、アカウント管理です。

特にiPadの場合、家族それぞれのApple IDを使い分けることで、より快適な共有環境を実現できます。

ファミリー共有の活用方法

Apple IDのファミリー共有機能を使えば、あなたを含めて最大6人までのファミリーメンバーでアプリやサブスクリプションを共有できます。

オーガナイザー(管理者)が月額1980円で加入する「Apple One」ファミリープランなら、200GBのiCloudストレージも共有可能です。

私の家族では、この共有ストレージを写真や動画の保存に活用しているんですよ。

アップルTVやアップルミュージックなど、さまざまなコンテンツをまるごと活用できるので便利です。

アプリ購入の管理設定

「Ask to Buy(購入のリクエスト)」機能を有効にすることで、子供のアプリ購入を管理できます。

13歳未満のファミリーメンバーには自動的に有効になりますが、それ以外のメンバーにも設定可能です。

これで予期せぬ課金を防ぐことができますね。

プライバシーとセキュリティの確保

共有端末では、個人情報の管理が特に重要です。

みなさんも経験があるかもしれませんが、家族間とはいえ、見られたくない情報というのはありますよね。

そこで、適切なセキュリティ設定が必要になってきます。

パスワードとパスコードの使い分け

iCloudキーチェーンを利用すれば、各自のパスワードを安全に管理できます。

また、アプリごとにスクリーンタイムの利用制限をかけ、Face IDやパスコードで保護することをお勧めします。

我が家では、家計簿アプリや仕事用のメールアプリには必ずパスコードを設定していますよ。

プライベートブラウジングの活用

Safariのプライベートブラウジングモードを使えば、閲覧履歴やCookieを他の家族に見られる心配がありません。

また、Chromeを使用する場合は、それぞれのGoogleアカウントでログインすればOKです。

こうすることで、ブックマークや履歴を個別に管理できますね。

ストレージ管理と容量の最適化

共有タブレットで頭を悩ませるのが、ストレージ容量の問題です。

特に写真や動画を多用する家族の場合、64GBや128GBのモデルではすぐに容量不足になってしまいます。

賢いストレージ管理が、快適な共有利用のコツなんです。

クラウドストレージの効果的な活用

各クラウドサービスの特徴を理解し、目的に応じて使い分けることをお勧めします。

例えば、Googleフォトは写真と動画を無料で15GBまで保存できます。

また、Dropboxは無料枠が2GBと少なめですが、ファイルの共有がとても簡単です。

我が家では、写真はGoogleフォト、書類はDropboxというように使い分けているんですよ。

ローカルストレージの整理

「設定」→「一般」→「iPadストレージ」から、大容量のアプリや不要なデータを定期的に確認しましょう。

特に、「App用キャッシュ」は意外と大きな容量を占めています。

例えば、YouTubeアプリは1GB以上のキャッシュを溜め込むこともあるんです。

月に1回程度の定期的なキャッシュクリアをお勧めします。

アプリの共有と管理方法

家族で共有するタブレットでは、アプリの管理も重要な課題です。

実は、適切な設定を行えば、家族それぞれの用途に合わせた快適な環境が作れるんです。

アプリフォルダの整理術

画面上のアプリをカテゴリーごとにフォルダ分けすることで、使用者ごとの整理が可能です。

例えば、「パパの仕事」「ママの趣味」「子供の学習アプリ」といったフォルダを作成すれば、自分がアクセスすべきアプリがすぐにわかりますよね。

さらに、よく使うアプリは液晶下部の「Dock」に配置して、すぐにアクセスできるようにしておくと便利ですよ。

アプリ制限の細かな設定

スクリーンタイムを活用すれば、時間帯や曜日ごとにアプリの利用制限を設定できます。

例えば、平日の学習時間帯はゲームアプリを使用不可にしたり、就寝時間帯はSNSアプリを制限したりといった細かな管理が可能です。

我が家では、夕食後の1時間は「家族時間」として幅をもたせ、娯楽アプリの使用は制限をかけています。

バックアップと同期の重要性

共有タブレットのトラブルで最も怖いのが、大切なデータの消失です。

家族全員のデータが詰まっているだけに、定期的なバックアップは絶対に欠かせません。

私も一度、重要なデータを失いかけて冷や汗をかいた経験があります。

iCloudバックアップの設定

「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」から、自動バックアップを有効にしましょう。

Wi-Fi接続時に自動的にバックアップが実行されるので、手間いらずです。

ただし、無料枠の5GBはすぐに一杯になってしまうので、必要に応じて容量を購入することをお勧めします。

月額130円で50GB、月額400円で200GBに増やすことができますよ。

PCバックアップの併用

iCloudだけでなく、iTunesやFinderを使ったPCへのバックアップも定期的に行うと安心です。

特に、写真や動画など大容量データは、本体ではなく外部もしくはクラウドへの保存をお勧めします。

家族みんなで使うということは、それだけ破損のリスクも高まる可能性があるため、定期的なバックアップは欠かせません。

家族で決めるルールと運用方法

技術的な設定と同じくらい大切なのが、家族での使用ルールを決めておくことです。

実は、我が家でも最初は色々とトラブルがありました。

しかし、明確なルールを決めることで、スムーズに端末を共有できるようになりましたよ。

使用時間の管理方法

スクリーンタイムとは別に「このアプリは〇時から〇時まで」といった具体的な時間枠を設定して、認識合わせをすることをお勧めします。

例えば、平日は夜8時まで、休日は日中の2時間だけという具体的なルールを決めるといった具合です。

また、「食事中は使用しない」「リビングでの使用に限定する」といった基本ルールも、家族で話し合って決めましょう。

緊急時の優先順位

仕事や学校の課題など、急ぎの用事が重なった時の優先順位も、あらかじめ決めておくと良いでしょう。

その都度イレギュラーを許していると、根本的なルールが揺らぎかねませんから、あくまで緊急対応に限るのがコツです。

我が家では、学校の課題提出や、オンライン授業、仕事の締め切りがある場合のみ、優先使用を認めるルールにしていますよ。

ファミリー共有でiPadを最大限活用しよう

タブレットを家族で共有することは、便利な反面、様々な課題もあります。

しかし、この記事でご紹介したような設定とルールづくりを行えば、十分に快適な共有環境を作れるはずです。

私自身、スムーズに運用できるようになるまで、試行錯誤の末に現在の使い方にたどり着いています。

今では家族全員が満足して使用できていますよ。

時には設定を見直したり、ルールを調整したりすることも必要ですが、それも家族のコミュニケーションを深めるいい機会になっていると思います。

みなさんも、ぜひこの記事を参考に、ご家族に合った共有方法を見つけていただければ嬉しいです。

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