楽天モバイルの「最強プラン」開始以降、パートナー回線エリア内でもデータ利用が無制限になりました。
月額料金が3,278円で無制限プランを提供しているため、auから楽天モバイルへの乗り換えを考える人が増えています。
しかし、乗り換えにあたり、「楽天モバイルに変更して後悔しないか」「機種代の残債がある場合でも大丈夫か」といった疑問が生じるのは自然です。
結論から言うと、機種代の残債がある状態でも楽天モバイルへの乗り換えは可能ですし、スマホ代をより節約できるため、後悔することは少ないでしょう。
しかし、乗り換えのデメリットをきちんと理解せずに進めると、「乗り換えなければよかった」と感じるリスクもありますので、乗り換えの際の注意点はしっかりと確認しておく必要があります。
この記事では、auから楽天モバイルへの乗り換えを検討している方向けに、乗り換えによって生じうるデメリットや注意すべきポイントを5つに分けて詳しく解説します。
また、スムーズな乗り換えプロセス、お得な乗り換えタイミングについてもご紹介しますので、楽天モバイルへの乗り換えを考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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目次
auから楽天モバイルへ乗り換えるとき機種代が残っていても後悔なし
auから楽天モバイルへの乗り換えを検討している方にとって、機種代の残債がある場合でも、後悔することなくスムーズに移行できる点は大きな魅力です。
機種代は引き続き分割払いで対応可能であり、現在使用している機種をそのまま楽天モバイルで使用することができます。
さらに、違約金や事務手数料がかからない上、SIMカードのみの乗り換えの場合でもポイントがもらえるなど、多くのメリットがあります。
ただし、「機種代が残っている状態での乗り換えは具体的にどうなるのか」と疑問に思っている方もいるでしょう。
そこで、次の節からは機種代の残債がある場合の乗り換えプロセスについて、詳しく解説していきます。
機種代はそのまま分割で支払いができる
機種代が残っている状態でauから楽天モバイルへの乗り換えを検討している方々の間で、「残った機種代の支払い方法がどうなるのか」という疑問はよくあるものです。
実際に、auでの分割支払いが途中であっても楽天モバイルへ乗り換えた後、機種代の分割払いを継続して行うことができます。
たとえば、auでiPhoneの分割支払いをしている最中に楽天モバイルへ乗り換えた場合、支払いは楽天モバイルの月額利用料金に加えてiPhoneの残りの分割金が発生します。
これはauの公式サイトにあるよくある質問にも記載されており、「分割支払い残額の一括清算を希望しない場合、契約時と同様の支払い方法で分割支払い残額のみが引き続き請求される」と説明されています。
これにより、機種代の残額を理由に乗り換えを躊躇する必要はありません。
もし機種代を一括で清算したい場合は、My auの「お支払い」セクションから「分割支払残額の確認・一括清算」に進み、「分割支払残額一括清算」の申し込みが可能です。
乗り換え後もこの手続きは実行できるため、必要に応じてMy auを通じて手続きを行うことができます。
機種も継続して乗り換えが可能
楽天モバイルへの乗り換えを検討している方にとって、現在auで使用している機種をそのまま活用できるかどうかは大きな関心事です。
幸いなことに、基本的にSIMロックが解除されていれば、auのスマートフォンを楽天モバイルで利用することが可能です。
これは、最近購入した端末であれば特に、乗り換えに伴う新たなスマホ購入の必要がないことを意味します。
また、auが提供する「スマホトクするプログラム」は、回線契約の有無にかかわらず利用可能です。
これは、楽天モバイルに乗り換えた後でも、もし機種変更をしたくなった場合、プログラムを利用して新しいスマホに変更できることを意味します。
乗り換え後にこのプログラムを利用する際は、auショップやau Styleで端末を直接返却するか、郵送での返却が選べます。
オンラインショップで購入した端末を返却する場合は、郵送にて対応可能ですが、返却前にauショップやau Styleで事前に手続きを行う必要があります。
この情報は、auから楽天モバイルへのスムーズな乗り換えを考えている方にとって非常に役立ちます。
乗り換えに伴う不安を解消し、現在の端末を活用しながら、新しいキャリアでの利用を検討する際の手引きとなるでしょう。
違約金・事務手数料などのコストはない
現在、auから楽天モバイルへの乗り換えを検討している方には朗報があります。
それは、この乗り換えプロセスで違約金や事務手数料が一切発生しないことです。
これは、最近の通信業界の動向によるもので、多くのキャリアや格安SIM事業者が解約時の違約金やMNP(モバイルナンバーポータビリティ)転出料を廃止しています。
具体的には、auでは2022年3月31日をもって、契約期間に基づく解除料、つまり違約金の徴収を廃止しました。
この変更により、auの顧客は違約金を気にすることなく自由に他のキャリアへ乗り換えることができるようになりました。
さらに、乗り換え先の楽天モバイルでは、新規契約時の契約事務手数料が無料に設定されています。
これにより、auから楽天モバイルへの乗り換えにかかる費用は実質0円となり、料金面での負担は一切ありません。
このように、費用面で見れば、auから楽天モバイルへの乗り換えは非常にお得で、月額料金の節約にもつながります。
料金だけでなく、サービス内容や使い勝手を含め、トータルで検討することをお勧めします。
SIMのみで乗り換えるときもポイントは付与される
楽天モバイルに乗り換える際には、SIMカードのみの申込みでも特典があり、3,000円分の楽天ポイントを受け取ることができます。
これは「楽天最強プラン」スタートを記念して行われているキャンペーンの一環です。
しかし、もらえるポイントが3,000ポイントというのは、一部のユーザーにとってはやや物足りないかもしれません。
特に、使用しているスマートフォンが比較的古いモデルの場合、乗り換えだけでなく機種変更を同時に検討することがよりお得になる可能性があります。
例えば、楽天モバイルでは「iPhoneトク得乗り換えキャンペーン」を実施しており、乗り換え時に特定の条件を満たすことで、最大24,000円分の楽天ポイントを獲得することが可能です。
iPhoneを利用していて、さらにそのiPhoneが古いモデルの場合は、乗り換えと同時に機種変更を検討することで、より多くのポイントを獲得し、結果として大きな節約につながるでしょう。
このようなキャンペーンを利用することで、新しいスマートフォンへのアップグレードをお得に行うことができます。
auから楽天モバイルへの乗り換えで生じるデメリット・注意点
auから楽天モバイルへの乗り換えを検討する際、多くの方が「乗り換えて後悔しないか」と慎重に考えます。
楽天モバイルへの乗り換えに伴うデメリットや注意点を理解しておくことは、後悔を避けるために非常に重要です。
まず、auのメールアドレスを楽天モバイルに移行しようとする場合、そのプロセスは有料になる可能性があります。
また、auユーザーに提供されている各種割引プランは、楽天モバイルへの乗り換えにより適用されなくなります。
「auかんたん決済」のサービスも、楽天モバイルに乗り換えることで利用できなくなります。
また、「最強プラン」開始後も、一部地域での通信の繋がりづらさは残る可能性があります。
さらに、楽天モバイルは物理的な店舗数が少ないため、対面でのサポートを受ける機会が限られています。
これらのデメリットや注意点を総合的に考え、自分の利用状況やニーズに合ったキャリアかどうかを慎重に検討することが重要です。
メールアドレスを継続したいときは有料
auのメールアドレスを楽天モバイルで使い続けたい場合、月額330円の費用が発生します。
これはauの「メール持ち運びサービス」を利用することによって、@ezweb.ne.jpや@au.comといったアドレスを楽天モバイルでも継続して使用することが可能になるためです。
しかし、このサービス利用にはコストがかかるため、スマホ代を節約しようと乗り換えた効果が減少する可能性があります。
キャリアメールへの依存から脱却し、コスト削減を図る方法として、Gmailのような無料のメールサービスへの移行をお勧めします。
無料メールサービスは広く利用されており、多様なデバイスから容易にアクセスできるメリットがあります。
それでもキャリアメールの利用を続けたい場合、楽天モバイル提供の「楽メール」を使用する選択肢もあります。
楽天モバイル専用のメールサービスである楽メールは、楽天モバイルユーザー向けに設計されているため、このサービスを利用することも一つの手段です。
どのメールサービスを選択するかは、ユーザーのニーズやコスト意識によって検討すると良いでしょう。
auで使っていた割引は対象外になる
auから楽天モバイルへの乗り換えは、auが提供する様々な割引制度が使えなくなることを意味します。
auで利用可能な割引には、auスマートバリューや家族割・家族割プラス、スマイルハート割引、au PAYカードのお支払い割引などがあり、これらは大手キャリアならではの魅力的なサービスです。
しかし、これらのサービスが使えなくなることは、一部のユーザーにとってはデメリットとなるかもしれません。
それでも、乗り換えによる節約効果は無視できません。
例えば、auスマートバリューで毎月1,100円割引されることは魅力的ですが、楽天モバイルの基本料金が元々低価格であることを考えると、総合的に見て楽天モバイルの方が経済的に有利である可能性が高いです。
また、家族間の無料通話についても、LINEのような無料通話アプリの普及により、昔ほどの価値はなくなっています。
楽天モバイルでの家族間通話の代替手段として、Rakuten Linkの活用が推奨されます。
Rakuten Linkを使用することで、国内外の通話料金を気にすることなく通話が可能です(一部番号を除く)。
これは楽天モバイル独自のメリットと言え、スマートフォン利用の多様化によって、これらの代替手段が以前よりもずっと魅力的になっています。
したがって、auから楽天モバイルへの乗り換えは、特にコストパフォーマンスを重視するユーザーにとっては有益な選択肢であると言えるでしょう。
auかんたん決済は利用不可
楽天モバイルへ乗り換えると、auの「auかんたん決済」サービスは使用できなくなります。
このサービスは、デジタルコンテンツの購入代金をauの請求に合算して支払うことができる便利な機能で、多くのユーザーに利用されていました。
しかし、楽天モバイルには「楽天モバイルキャリア決済」という代替のサービスがあり、これを用いることでGoogle Playストアからダウンロードしたアプリ内での課金に利用することができます。
ただし、iPhoneユーザーはApp Storeでの楽天モバイルキャリア決済ができないため、この点は留意が必要です。
楽天モバイルキャリア決済の利用限度額は年齢によって異なり、20歳以上のユーザーは月額最大20万円までの利用が可能です。
さらに、楽天市場での買い物では2,000円以上の利用でポイント倍率が0.5倍になるなど、楽天経済圏内での利用者には特にお得なサービスと言えます。
楽天モバイルキャリア決済を使用するには、「my 楽天モバイル」で支払い方法をクレジットカードまたはデビットカードに設定する必要があります。
口座振替の場合はキャリア決済を利用できないため、この点には注意が必要です。
最強プランの開始後もつながりにくい場合がある
2023年6月からスタートした楽天モバイルの「楽天最強プラン」は、楽天回線に加えてパートナー回線エリアであるau回線のデータも無制限で利用できるという大きな魅力を持っています。
このプランでは、月額3,278円で楽天回線とau回線を無制限で使用できる点が、特に注目されています。
ただし、au回線を利用できるといっても、全てのau回線が使えるわけではなく、楽天モバイルへのローミング提供は800MHz帯(Band 18)に限られています。
この帯域はプラチナバンドとも呼ばれ、建物内や難しい地形での電波到達率に優れていますが、それはあくまで電波の届きやすさに関する利点であり、データ通信速度が特別高速であるわけではありません。
楽天回線自体もまだ発展途上であり、特に新しいエリアでは繋がりにくさを感じる場合があるかもしれません。
しかしながら、楽天モバイルはエリア拡大に力を入れており、その公式サイトではエリア拡張の意欲を明確にしています。
そのため、将来的には楽天モバイルの通信環境は現在よりも大きく改善される見込みです。
また、パートナー回線の質向上にも注力しているため、今後の楽天モバイルがさらに使いやすいネットワークとなることが期待されます。
店舗の数が少ないのでサポートはオンラインがおすすめ
auから楽天モバイルに乗り換えを考える際、サポート体制にも注意が必要です。
auのような大手キャリアに比べて、楽天モバイルの店舗数は限られています。
auショップは全国各地のショッピングモールや家電量販店、さらには路面店にも展開しており、身近な存在となっていますが、楽天モバイルの店舗は約1,000店舗と比較的少なめです。
このため、直接店舗でのサポートを希望する場合、自宅や職場の近くに楽天モバイルの店舗が存在しない可能性もあります。
ただ、店舗のないpovo2.0やLINEMOと比較すれば、楽天モバイルには実店舗があるため、相対的にはサポート面で利点があると言えます。
特に、対面でのサポートを重視する方は、乗り換え前に楽天モバイルの実店舗の場所を公式サイトで確認し、サービスの利便性を検討することが大切です。
オンラインでのサポートも充実しているため、店舗が近くにない場合でも、ウェブサイトや専用のアプリを通じてほとんどの問題を解決することが可能です。
オンラインサポートを積極的に活用し、疑問点や問題が生じた際には迅速に解決を図ることが推奨されます。
auから楽天モバイルへ乗り換えたときのメリット
auから楽天モバイルに乗り換える際の主なメリットは、月額料金の大幅な削減です。
楽天モバイルでは、Rakuten Linkを利用しての無料通話や、楽天回線エリア内だけでなくパートナー回線エリアでもデータ無制限の利用が可能な点が大きな魅力となっています。
さらに、楽天モバイルを通じてiPhoneをお得に購入できるプランが提供されており、これは特に最新モデルを求めるユーザーにとっては大きなメリットです。
また、海外での利用に追加料金が発生しないのも、海外出張や旅行が多いユーザーには特に便利です。
楽天モバイルでは、利用した料金の一部が楽天ポイントとして還元され、これらのポイントをショッピングなどに利用することができます。
さらに、サポート面でも、auに比べて店舗数は少ないものの、楽天モバイルにも実店舗があり、必要に応じて店舗での対面サポートを受けることが可能です。
月々の料金がダントツ安くなる
auから楽天モバイルへの乗り換えにより、特に料金面でのメリットを享受できることは明らかです。
両キャリアの料金プランを比較することで、楽天モバイルがどれほど経済的に有利なのかが理解できます。
楽天モバイルはその料金プランで、データ使用量が最大であっても月額3,278円と設定されています。
このプランにはデータ量の制限がなく、楽天回線およびパートナー回線エリアでの利用が無制限です。
特に、3GBまでの利用であれば、月額1,078円と非常にリーズナブルです。
これに対してauのプランは、最も基本的なデータプランでも割引適用後の価格で最低4,378円が必要で、無制限プランでは割引後でも4,928円となります。
これは、楽天モバイルの最高料金よりも高いです。
さらに、これらの割引価格を適用するためには特定の条件を満たす必要があり、それが自動的に適用されるわけではありません。
最安値と最高値の料金を比較すると、楽天モバイルは最安値で3,000円以上、最高値でも2,000円から4,000円程度、auよりも安価にサービスを利用できることがわかります。
したがって、特に費用を抑えたいユーザーにとって、楽天モバイルはauよりも魅力的な選択肢と言えるでしょう。
これらの情報から、コストを重視するユーザーは特に、楽天モバイルへの乗り換えを検討すべきでしょう。
Rakuten Linkアプリなら無料で電話し放題
楽天モバイルで提供されている「Rakuten Link」アプリは、利用者にとって大きなメリットをもたらします。
このアプリを利用することで、追加料金なしでのかけ放題サービスが享受でき、特に頻繁に電話を利用するユーザーには経済的な恩恵が大きいです。
Rakuten LinkはRCS(リッチコミュニケーションサービス)を採用しており、これにより多彩な通信機能を利用できるものの、電波状況によっては通話品質が劣化する可能性がある点は留意が必要です。
auの場合、かけ放題サービスを利用するには追加のオプション料金が必要であり、月額1,870円の通話定額プランまたは月額770円の通話定額ライトプランがあります。
これを使い放題MAX 5G/4Gプランと合わせると、月額で約6,798円となり、これは楽天モバイルのプランと比較するとかなり高額です。
楽天モバイルの場合、Rakuten Linkを通じてかけ放題サービスを利用しても月額料金は3,278円のみで、これはauの同等サービスよりも大幅にコストパフォーマンスが高いです。
ただし、Rakuten Linkを使用しない通話には通常の通話料金が適用されるため、この無料通話のメリットを最大限に活用するためには、Rakuten Linkからの発信を習慣づけることが重要です。
このように、通話を頻繁に利用する方にとって、楽天モバイルは大きな節約を実現できる選択肢です。
楽天回線でなくてもデータ使い放題
楽天モバイルが2023年6月から提供開始した楽天最強プランは、au回線エリアを含むデータ無制限の提供で大きな注目を集めました。
楽天回線とau回線の組み合わせにより、人口カバー率99.9%を達成し、日本全国の大部分で通信の利便性が大幅に向上しています。
このプランにより、楽天モバイルユーザーはau回線エリア内でもデータ使用量を気にすることなく、インターネット接続を享受できるようになりました。
ただし、パートナー回線エリアであるau回線を使う際に利用できるのは800MHz帯(Band 18)だけである点には注意が必要です。
この周波数帯は建物内や地形が複雑な場所でも電波が届きやすいという特性を持っていますが、全てのau回線の周波数帯を利用できるわけではありません。
それでも、無制限のデータプランが利用できることで、日常的に大量のデータを使用するユーザーや、安定した通信を必要とする場面での利便性は大幅に向上しています。
データ使用量を気にせずに、かつコストを抑えてモバイル通信サービスを利用したい場合、楽天最強プランは非常に魅力的な選択肢です。
iPhoneがお値打ち価格で買える
楽天モバイルが実施しているiPhone関連のキャンペーンは、特にiPhone愛好者にとって非常に魅力的です。
特に、Web限定で提供される19,000ポイント還元のキャンペーンは、購入時のコストを大幅に抑える絶好の機会を提供します。
さらに、楽天モバイルにおけるiPhoneの価格設定が4大キャリア中で最も低いことも、大きな魅力の一つです。
iPhone 14 Pro Maxの各ストレージオプションごとの価格を見ても、楽天モバイルが他の3大キャリア(ソフトバンク、au、ドコモ)と比較して顕著に低価格を実現していることがわかります。
これにより、楽天モバイルは特にコストパフォーマンスを重視するユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
加えて、楽天モバイルでは「iPhone買い替え超トクプログラム」を提供しており、これを利用すればiPhoneを実質半額で購入できる可能性があります。
これらの情報を総合すると、iPhoneの購入を検討している場合や、コストを抑えて最新のiPhoneを手に入れたい場合、楽天モバイルへの乗り換えは非常に魅力的な選択肢であると言えるでしょう。
プラス料金なしで海外利用できる
楽天モバイルの海外利用に関するサービスは、追加料金がかからずに利用可能な点で非常にメリットが大きいです。
特に、頻繁に海外へ出かけるユーザーにとっては、コストパフォーマンスが非常に高い選択となり得ます。
具体的には、楽天モバイルユーザーは、追加料金なしで毎月2GBまでのデータを海外で利用することができます。
もし2GBを超えてしまった場合は、速度が最大128Kbpsに制限されますが、基本的なWeb閲覧やメッセージのやり取りなどには十分対応可能です。
そして、もし高速データが必要な場合は、1GBあたり500円で容量を追加することができます。
これに対して、auの「世界データサービス」では、1日あたり490円の費用が発生し、利用前には「世界データ定額アプリ」での設定が必要となります。
これらの点を比較すると、楽天モバイルの方が利用しやすく、またコスト面でも有利であることがわかります。
楽天モバイルで利用可能な国と地域は69箇所に及び、多くの日本人が旅行やビジネスで訪れる国々をカバーしています。
このため、海外での通信を気にせず安心して利用できる範囲が広く、トラブル時も国内サービスと同様の安心感を持って利用できることが大きな利点と言えるでしょう。
たまった楽天ポイントで支払いできる
楽天モバイルを利用することで得られる楽天ポイントのメリットは、利用者にとって大きな魅力の一つです。
利用料金100円(税抜)ごとに1ポイントが付与され、さらに、これらのポイントを毎月の通信料金の支払いに充てることができます。
特筆すべきは、ポイントで支払いを行った場合でも、支払った金額に対して同様の還元率でポイントが再び付与されるシステムです。
これにより、楽天ポイントを効率的に蓄積しているユーザーならば、事実上通信料金をポイントで賄い続けることが可能になります。
加えて、楽天モバイルユーザーは楽天市場でのお買い物時にもポイントの倍率が上がるため、楽天経済圏内での消費を活発に行っている方にとってはさらなるメリットがあります。
このように、ポイントを貯めて活用することで、楽天モバイルの利用がより経済的になるだけでなく、楽天市場でのお買い物もお得になります。
楽天モバイルをはじめとする楽天グループのサービスを複数利用することで、ポイント還元の恩恵を最大限に受けられるため、楽天ポイントを頻繁に使用するユーザーにとっては、これらの特典が非常に魅力的なインセンティブとなるでしょう。
各地の店舗でもサポートしてもらえる
確かに、auに比べて楽天モバイルの実店舗数は少ないものの、全国各地に店舗を構えているため、ほとんどの場合は店舗でのサポートを受けることが可能です。
楽天モバイルへの乗り換えを検討している方が、サポート面で不安を感じることは理解できますが、楽天モバイルも実店舗でのサポートを提供しているので、サポートがまったく受けられないわけではありません。
それに加えて、楽天モバイルではWeb上でのサポートも充実しており、チャットサービスをはじめとするオンラインツールを活用すれば、多くの問題を迅速に解決することができます。
ただし、店舗での操作サポートなど一部のサービスは有料であることを覚えておく必要があります。
コストを抑えつつサポートを受けたい場合は、Web上でのサービスを積極的に利用することがおすすめです。
auから楽天モバイルへ乗り換えるベストタイミングや手順は?
auから楽天モバイルへの乗り換えを考えている場合、タイミングと手順を把握しておくことが重要です。
まず、乗り換えに最適なタイミングですが、月末に行うことでお得になることが多いです。
次に、auのスマートフォンを引き続き使用する場合、特に機種が古いものはSIMロック解除が必要になることがあります。
楽天モバイルはワンストップでの申し込みが可能なため、手続きが比較的簡単に行えるというメリットがあります。
乗り換えるなら月末のタイミングがお得
auから楽天モバイルへの乗り換えを考える際には、確かに月末のタイミングが推奨される理由がいくつかあります。
これは、乗り換えのプロセスを最もコスト効率良く進めるための戦略と言えます。
まず、auでは解約月の月額料金が日割りで計算されないため、月の初めに解約しても終わりに解約してもその月の料金は全額請求されます。
そのため、月末に解約してすぐに楽天モバイルに乗り換えれば、auの利用料金を無駄なく抑えることができます。
次に、楽天モバイルへの加入時は、加入月が日割り計算されるため、月末に加入するとその月の料金は非常に少なくなります。
さらに、楽天モバイルでは通常、事務手数料が無料であるため、初回の請求金額が非常に低く抑えられる可能性があります。
したがって、これらの点を考慮すると、月末にauから楽天モバイルへの乗り換えを行うことで、無駄な通信費を省き、スムーズにキャリア変更を行うことが可能になります。
しかし、転入のプロセスに遅れが出る可能性も考慮し、余裕をもって25日頃に手続きを開始するのも賢明な対策です。
これにより、加入月が予期せず月初にずれ込むリスクを最小限に抑えられます。
昔発売されたスマホはSIMロック解除が必要かも
auのスマートフォンを楽天モバイルで利用する際の手順を正確に理解し、適切に対応することが重要です。
ここでのポイントは、主にSIMロック解除とAPN設定の2つです。
まずSIMロック解除ですが、2021年10月1日以前に発売されたauの端末の場合、他キャリアで使用するにはSIMロック解除が必要です。
この手続きはauの店舗やウェブサイトで行えます。一方、2021年10月1日以降に発売された端末であれば、SIMロック解除の必要はありません。
次にAPN設定について、auの端末を楽天モバイルで利用するには、適切なAPN設定が必要となります。
楽天モバイル用の一般的なAPN設定の手順は、まずスマートフォンの「設定」を開きましょう。
「接続」や「モバイルネットワーク」を選択したら、「APN」に進み、「追加」をタップします。
必要なAPN情報(APN名:楽天、APN:rakuten.jp など公式サイトで確認できます)を入力し、保存しましょう。
特に、auのiPhoneを利用する場合は、楽天モバイルのSIMカードを挿入した後、iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」に進むとキャリア設定のアップデートを促すポップアップが表示されます。
表示されたら「アップデート」をタップし、設定を完了させます。
楽天モバイルへ乗り換えるときはワンストップ対応で簡単
楽天モバイルへの乗り換えは非常に簡潔でユーザーフレンドリーな手順で行うことが可能です。
まず、楽天モバイルの公式サイトを訪れて新規契約や乗り換えを選び、適切な料金プランを選択することからスタートします。
通話オプションやその他追加サービスもこの段階で選ぶことができます。
そして、SIMのみか端末とのセットかを選び、必要に応じて端末やアクセサリーを選択します。
iPhone購入を考えている場合、「iPhoneトク得乗り換えキャンペーン」などのキャンペーン適用を確認し、分割払いとアップグレードプログラムを利用することも一つの選択肢です。
ログイン後、身分証明書のアップロードなど本人確認の手続きを行います。eSIMの場合はeKYCが便利で、即時に手続きを完了できます。
乗り換える場合はMNP選択画面で他社からの乗り換えを選び、新規加入の場合は好きな番号を選べるサービスも利用可能です。
配送先や支払い方法を設定し、楽天ポイントを利用する設定もできます。
最後に利用規約を確認し、同意した上で申し込みを完了させます。
このプロセスを通じて、auから楽天モバイルへの乗り換えがスムーズに行え、新しい通信サービスをすぐにでも利用開始できます。
必要であれば旧スマホからデータ移行する
新しいスマートフォンへのデータ移行は、慣れ親しんだ環境を新しい端末でも継続して利用するために重要です。
楽天モバイルで新しいスマホを購入した場合のデータ移行方法には、以下のようなステップがあります。
iPhone利用者の場合、クイックスタート機能を使ってデータを簡単に新しいiPhoneへ移行できます。
まず、両方のiPhoneをWi-Fiに接続し、Bluetoothをオンにします。
次に、新しいiPhoneを起動し、言語設定後に表示される「クイックスタート」のオプションを選択。
その後、古いiPhone上で「新しいiPhoneを設定」をタップし、画面の指示に従って両端末間でデータの転送を行います。
Androidユーザーの場合は、Googleアカウントを用いたバックアップと復元機能を活用します。
移行元のAndroid端末で「設定」→「Google」→「バックアップ」に進み、「今すぐバックアップ」を選択してデータをクラウドに保存。
新しい端末では、同じGoogleアカウントにログインしてデータ復元を行います。
特定のデバイスでは、SamsungのGalaxy端末におけるSmart Switchのような専用ツールを利用してデータ移行が実施できます。
また、Android端末からiPhoneへの移行、またその逆も、Googleアカウントを介して一部のデータを移行することが可能です。
移行できるデータには制限があり、基本的な情報のみであるため、アプリ内データや特定の設定は別途対応が必要です。
たとえば、LINEのようなメッセージアプリのデータは、各アプリが提供する引継ぎガイドに従って移行する必要があります。
auから楽天モバイルへ乗り換えるユーザーからよくある質問
auから楽天モバイルへの乗り換えを検討している方からよくある質問にお答えします。
まず、機種代が残っている状況でも乗り換えは可能です。
機種代の残債があっても、乗り換えそのものには影響しませんが、残債は引き続き支払いの責任がありますので、その点は計画的に管理する必要があります。
また、auから楽天モバイルへの乗り換え時には、電話番号の引継ぎが可能です。
このプロセスはモバイルナンバーポータビリティ(MNP)と呼ばれ、これを利用することで現在の電話番号を保持したままキャリアを変更できます。
ただし、これは直接の乗り換えの場合であり、auを解約してから楽天モバイルを新規で契約する場合、元の電話番号は失われるので注意が必要です。
契約方法に関しては、Web契約がおすすめです。
Webでは、自宅にいながらにして手続きが可能で、店舗に足を運ぶ必要がありません。
また、Web限定のキャンペーンが多数用意されているため、より多くの特典を受けられる可能性が高くなります。
店舗契約もその場での質問や不安の解消ができるメリットはありますが、Web契約の方が総合的に見て便利かつお得と言えるでしょう。
auから楽天モバイルには機種代がまだ残っていても変更して問題ない
この記事では、auから楽天モバイルへの乗り換えに関する重要なポイントを解説しました。
auから楽天モバイルへの乗り換えについてまとめると、以下のようになります。
まず、楽天モバイルへの乗り換えは、現在使用中のauの機種をそのまま利用でき、機種代の分割支払いが残っている状況でも問題ありません。
楽天モバイルへ乗り換える最適なタイミングは月末であり、このタイミングを選ぶことで、余計な料金を支払うことなくスムーズにキャリア変更が可能です。
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」では、月額3,278円で日本全国のほぼすべての場所でデータ無制限サービスを利用できます。
これは4大キャリア中最もコストパフォーマンスに優れたプランであり、多くのauユーザーが乗り換えを検討する大きな理由です。
また、乗り換えの際の心配事として「機種代の残債があるが大丈夫か」という点がありますが、楽天モバイルへの乗り換え自体は機種代の残債の有無に関わらず進めることができます。
さらに、楽天モバイルのネットワークは急速に拡大しており、エリアに関しても安心して利用できる状況が整っています。
以上のポイントを踏まえて、auから楽天モバイルへの乗り換えを検討している方は、本記事の情報を参考に、お得で快適なモバイルライフへの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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