ドコモのirumo(イルモ)におけるeSIMの取り扱いをまとめました。
irumoではeSIMと物理SIMでの契約が可能で、とても使い勝手がよくなっています。
本記事ではirumoではeSIMと物理SIMでの契約・利用時の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
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目次
irumoではeSIMと物理SIMでの契約が可能
irumoでは、eSIMと物理SIMの両方での契約が提供されています。
eSIMは「Embedded SIM」の略で、これは最新のSIM規格の一つです。
これは、スマートフォン内部に組み込まれたSIMカードの形をとっており、従来の物理的なSIMカードのように取り出したり挿入することなく、端末を変えることが容易にできます。
出荷時には契約情報は含まれていないため、専用のアプリやQRコードを使用して情報をダウンロードすることで、通話やデータ通信が可能になります。
ちなみにeSIMの再発行の手続きは、専用の手続きサイトを通じて行うことができます。
手続きの際には、dアカウントのログインが必要となります。
eSIMの設定や再発行の手続きに関する詳しい情報は、サイトの指示に従ってください。
irumoのeSIMの使い勝手の良さ
新しい契約や機種変更は、24時間いつでも可能です。
ただし、システムメンテナンスの時間は除外されます。
一方、MNPの手続きは午前9時から午後9時の間に制限されています。
eSIMを選択すると、申し込みからわずか1時間でサービスを開始できます。
これは、特にirumoを即日で利用したい方には最適な選択と言えます。
物理SIMを選択する場合、SIMカードが届くまでに3日の時間が必要となります。
irumoのeSIMの事務手数料・対応機種
eSIMを契約する際の事務手数料は、irumoの公式オンラインサイトからの契約では無料です。
一方、ドコモショップを通じての契約には3850円の料金が発生します。
また、eSIMの設定を行うためにはWi-Fi環境や、QRコードを表示するための別のデバイスが必要です。
irumoでのeSIM対応機種としては、iPhoneのXS/XR以降のモデルや、iPadの特定のモデルなどが挙げられます。
一部のモデルはドコモ版のみの対応となっています。
irumoの公式オンラインサイトでは、端末のセット販売は行っていません。
端末の購入にはドコモショップや他の量販店を利用するか、irumoの契約後にドコモオンラインショップでの機種変更が可能です。
irumoでeSIMを使うメリット
irumoでeSIMを使うメリットをまとめます。
eSIMの導入でSIMカードの問題を回避できる
従来のSIMカードは故障や紛失のリスクが伴います。
たとえば、水やホコリ、静電気による故障、間違った向きやサイズでの挿入による破損、細かい部品のための紛失などがあります。
また、解約する際には返却が求められることも。
しかし、eSIMはこれらの問題を避けることができます。
なぜなら、eSIMは端末に直接組み込まれているので、上記のような問題点を心配する必要がないからです。
SIMカードの廃棄が不要
SIMカードは解約後やMNPを利用した際、処分が必要になることがあります。
しかし、eSIMを利用すれば、そのような煩わしさから解放されます。
特にMNPで元の機器を継続して利用する際、面倒な手続きなしに済むのは非常に魅力的です。
迅速な申込み審査
eSIMの申し込みは、eKYCを利用したスピーディな本人確認が行われます。
このシステムを活用することで、運転免許証と顔写真のみでの本人確認が可能となり、審査から開通までの時間を大幅に短縮することができます。
店舗の営業時間を気にせず、待ち時間もなく、簡単に乗り換えが行えるのは、非常に便利です。
デュアルSIMでの利便性
デュアルSIMとは、1台のスマートフォンで2枚のSIMカードを活用することで、電話や通信を簡単に使い分けることができる機能のことです。
その際、どちらの電話番号からの着信かを確認することができるため、利用シーンに合わせて通信サービスを選択することができます。
昨今の主流となっているのは、eSIMとSIMカードスロットを併用する形式です。
例として、シャープのAQUOSがデュアルSIM対応のモデルとして挙げられます。
また、irumoのeSIMと他の通信プロバイダのSIMを組み合わせることも可能です。
海外からの手続きが容易
irumoのeSIMを利用すれば、海外からでも申し込みから開通までの手続きを完結することができます。
その手続きの方法は、国内での申し込みと同じです。
さらに、irumoは国際ローミングにも対応しており、対象国での通信もスムーズです。
従来は、海外での通信には現地のSIMカードの購入や特定のプリペイドSIMの用意が必要でしたが、eSIMを使用することで、その手間が大幅に軽減されます。
スマートフォンを1台にまとめることができる
ビジネス利用とプライベート利用で別々のスマートフォンを持ち歩くのは、かさばります。
デュアルSIM対応のスマートフォンを利用することで、1台のスマホで2つの回線を使い分けることができます。
従来のSIMカードタイプのスマホと異なり、eSIMは複数のAPN情報を保存することができるため、より柔軟な利用が可能です。
ちなみにeSIMはまだ新しい技術のため、物理SIMと比較すると対応機種が限定的です。
特にiPhoneでは、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のモデルでのみ対応しています。
irumoのeSIMに関する注意点
irumoのeSIMに関する注意点をまとめます。
SIMロックされていないか確認する
ソフトバンク、Yモバイル、auで購入した端末をirumoで利用する際、SIMロックの解除が前提となります。
irumoのSIMカードは、SIMロックされた端末での利用が不可能です。
しかし、2021年10月からの制度変更により、これらのキャリアで新たに購入されるスマートフォンのSIMロックは原則として禁止されました。
そのため、2021年10月以降にこれらのキャリアから取得した端末は、SIMロックの解除なしで利用可能となります。
また、irumoがドコモ回線を使用しているため、ドコモ製の端末は基本的にSIMロックの解除が不要です。
ただし、SIMロックされているドコモ端末は、auやソフトバンクの回線で利用できない点を注意が必要です。
eSIMの再発行が求められることも
新しい端末に変更する場合、物理SIMならば単純にカードを差し替えるだけで済みますが、eSIMの場合は再発行の手続きが求められます。
通信事業者への再発行申請と、新しいeSIMの設定を行う必要があるので、手間が少し増える点を把握しておきましょう。
デュアルSIM利用の際の保証に注意
デュアルSIM機では、ドコモ回線を通じての音声通話、SMS、データ通信、緊急通報が確認されています。
しかし、ドコモ以外の回線での動作は保証されていません。
デュアルSIMとは、nano SIMとeSIM、またはeSIMのみで複数の回線を一度に活用する機能を指します。
それでも、irumoではデュアルSIMの利用は問題なく、特に心配することなく使用できます。
irumoのeSIM契約がおすすめなシチュエーション
irumoのeSIM契約がおすすめなシチュエーションをまとめます。
データの追加容量をいつも必要とする場合
もし他のキャリアのデータ容量が不足している場合、追加の回線としてeSIMが大変便利です。
特に、ソフトバンクやauの通信がトラブルで繋がらない際、バックアップとしてドコモ回線を持っていると便利です。
2つの携帯番号を持ちたい場合
デュアルSIMの特性を活かせば、1つのスマートフォンで2つの番号を持つことができます。
例えば、ビジネス用とプライベート用の2つの番号を分けて利用する場合など、eSIMは非常に有用です。
irumoでeSIMをつかってみよう
irumoは、様々なキャリアの端末に対応したeSIMサービスを提供しています。
特に、ソフトバンク、Yモバイル、auで購入した端末を利用する際には、SIMロックの解除が必要です。
しかし、2021年10月以降にこれらのキャリアから購入した端末は原則としてSIMロック解除が不要となりました。
また、irumoはドコモ回線を基盤にしているため、ドコモの端末は最初からSIMロック解除が不要です。
新しい端末に変わる際、物理SIMはカードを差し替えるだけですが、eSIMは再発行の手続きが必要となります。
デュアルSIMの利用も可能で、ドコモ回線を通じての音声通話やSMS、データ通信が確実に利用できます。
eSIM技術は新しく、特にiPhoneではXSシリーズ以降のモデルでしか利用できませんが、データの追加や2つの番号を1台のスマホで持つといった便利な使い方が期待できます。
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