2019年に発売されたAQUOS sense 3は、シャープが誇るミドルレンジスマートフォンとして人気を集めました。
防水・防塵性能とIGZO液晶を備え、日本人向けに最適化された使い勝手の良さが特徴です。
現在は新品での入手が難しくなっていますが、中古市場では手頃な価格で見つけることができます。
今回は、2024年時点でのAQUOS sense 3の実用性や性能、中古購入時の注意点について詳しく解説していきます。
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目次
Android OSのアップデート状況と使用可能期間
AQUOS sense 3はまだ使えるのかというと、結論から申し上げると、2024年現在でも用途によっては実用的なスマートフォンとして使用できます。
サポートはAndroid 11までの対応で終了していますが、動作自体は可能です。
AQUOSsense3 のOS
アップデートとサポートは
去年で終了したらしい…だからAndroid13にならなくて
重たいしアプリ更新されない— る な (@hkr__skln) February 8, 2023
ただし、最新のAndroid OSへの更新は望めませんので、新機能が使えなかったり、セキュリティ上の懸念も増えてきたりします。
古いAndroidでも使える機能とアプリ
基本的なSNSアプリやメッセージングアプリは問題なく動作します。
たとえばLINEもAndroid9.0以上ならば動作しますし、Twitter、Instagramなども快適に使用できるでしょう。
Google Playストアからは、互換性のあるバージョンのアプリをダウンロードすればOKです。
また、モバイルSuicaなどの決済アプリも利用可能です。
搭載プロセッサとパフォーマンス
AQUOS sense 3の心臓部には、Snapdragon 630プロセッサが搭載されています。
4GBのRAMと組み合わさることで、日常的な使用には十分な性能を発揮するでしょう。
Antutuベンチマークスコアではおよそ9万点を記録しています。
そのため、LINEやメール、ウェブ閲覧といった基本的な操作では、ストレスなく使用できるはずです。
メモリとストレージの実力
内蔵RAMは4GBで、複数のアプリを同時に使用しても安定した動作を実現します。
内部ストレージは64GBを搭載しており、microSDカードでの拡張にも対応しています。
アプリのインストールや写真、動画の保存に十分な容量を確保できるため、ストレージ不足の心配はあまりないでしょう。
実際の使用感と性能の限界
SNSアプリやメール、カメラなどの基本機能は快適に動作します。
ただし、最新の3Dゲームでは設定を下げる必要があるかもしれません。
写真編集や動画視聴は問題なく行えますが、複数の重いアプリを同時に使用すると、動作が重くなることがあります。
ディスプレイとカメラの特徴
AQUOS sense 3は、5.5インチのIGZO液晶ディスプレイを搭載しています。
解像度は2160×1080ピクセルで、フルHD+の美しい画面表示が可能です。
シャープ独自の省エネIGZOディスプレイは、その高い透過率でLEDバックライトの消費電力を抑えるとともに、画面の書き換えを制御することで静止画表示の消費電力を低減。
(引用元:SHARP公式)
個人的に気に入っているのは、このIGZO液晶の省電力性能です。
消費電力が少なく、バッテリー持ちの良さに貢献しているんですよ。
また、画面の視認性も優れており、屋外でも見やすいのでとても重宝しました。
カメラ機能の実力と活用法
カメラは標準・広角ともに約1200万画素で、デュエルレンズを採用しています。
インカメラは約800万画素で、自撮り時の美肌効果も充実しています。
夜景でもノイズの少ない写真が撮影可能で、日常的なスナップ撮影には十分な性能を備えています。
電子式手ブレ補正機能により、動画撮影時も安定した映像を記録できます。
画質と視聴体験の実力
動画視聴時の色再現性は非常に自然で目に優しい印象があります。
文字やアイコンもくっきりと表示され、長時間の使用でも目が疲れにくいのが特徴です。
屋外での視認性も良好で、明るい日差しの下でも画面が見やすく保たれます。
アウトカメラは約1200万画素でナイトモードにも対応しています。
バッテリー性能と充電について
4000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、1日以上の連続使用が可能です。
IGZOディスプレイの省電力性能と相まって、素晴らしい電池持ちを実現しています。
独自のインテリジェントチャージ機能を使えば、電池寿命を延ばしながら長く使い続けることができますよ。
急速充電を繰り返しても電池が劣化しにくいよう、充電を賢くコントロールします。バッテリーの持ちが悪くなったと感じたとき、「設定」→「電池」で、電池の健康度をチェックできるようになりました。
(引用元:SHARP公式)
充電は約2時間半程度でフル充電が可能です。
これは現代のスマートフォンとしては決して速くありませんが、実用上は十分な充電速度だと言えるでしょう。
バッテリーの持ちと管理のコツ
通常の使い方ならば、1日半程度のバッテリー持続時間を確保できます。
電池持ちを良くするためには、画面の明るさを自動調整に設定することをおすすめします。
また、バックグラウンドでの動作を制限するエコ設定も効果的です。
充電は純正の充電器を使用することで、バッテリーの劣化を最小限に抑えることができます。
中古購入時の重要チェックポイント
中古のAQUOS sense 3を購入する際は、特に注意すべきポイントがあります。
私も中古スマートフォンをこれまでいくつも購入してきましたが、いくつか重要なチェック項目をお伝えします。
まずは防水性能の確認です。
IP68の防水・防塵性能を備えていますが、経年劣化でパッキンが劣化している可能性があります。
品質状態をしっかりチェックしましょう。
本体の状態確認で見るべきポイント
画面の状態は慎重にチェックする必要があります。
画面に黄ばみがないか、タッチパネルの反応は正常か確認しましょう。
指紋センサーの動作確認も重要です。
また、イヤホンジャックやUSB Type-Cポートの状態もチェックするべきでしょう。
販売店が公開している品質ランクや製品情報を確認し、ジャンク品は避けるようにすれば問題ないはずです。
2024年でのAQUOS sense 3は用途が限られる
AQUOS sense 3は、2024年現在でも用途に寄っては使えるスマートフォンです。
特に、基本的な機能を重視する方や、バッテリー持ちの良さを求める方にとっては、サブ機として使い勝手が良いかもしれません。
中古市場での価格は5000円~1万円程度が相場となっており、コストパフォーマンスの高さも魅力です。
日常的なSNSやウェブ閲覧、写真撮影といった基本的な使用には十分な性能を備えています。
ただし、すでにOS更新が終了していることからも、最新のゲームや高度な処理を必要とするアプリを使用したい方は、新しいモデルの購入を検討することをおすすめします。
中古品を選ぶ際は、バッテリーの状態や防水性能、画面の状態など、基本的な機能をしっかりとチェックすることで、納得のいく買い物ができるはずですよ。
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