Androidスマートフォンでスクリーンショットを撮影する際、「カシャッ」という音が鳴ってしまい、困っている方も多いのではないでしょうか。
図書館やオフィスなど、静かな場所での撮影時に特に悩ましい問題ですよね。
実は、この音を消す方法はいくつか存在するのですが、Android端末のメーカーや機種によって設定方法が異なります。
今回は、代表的なAndroidスマートフォンでのスクリーンショット音の消し方について、詳しく解説していきます。
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目次
スクリーンショット音が鳴る仕組みを理解しよう
スクリーンショット音は、実はスマートフォンのシステム音の一種として設定されています。
多くの方は「なぜこの音が必要なんだろう?」と思われるかもしれませんが、実はプライバシーの保護という重要な役割があるんです。
でも、状況に応じて音を消したいこともありますよね。
システム音としてのスクリーンショット
スクリーンショット音は、Android OSのメディアサウンドシステムによって管理されています。
音量ミュートでもandroidスマホのスクショで大音量の効果音が流れるようになった これはなに
— colon_everywhere (@SemColon) October 3, 2023
多くのAndroid端末では、この音量はデフォルトの値に設定されているため、突然の大きな音に驚かされることもあるでしょう。
また、一部の機種では、この音はプライバシー保護のための通知音として位置づけられており、完全に無効化できない仕様となっています。
そのため、以下で紹介する方法は機種によって使えない場合もあるので、ご注意いただければと思います。
マナーモードを活用した基本的な消音方法
最も簡単なスクリーンショット音の消し方は、マナーモードを利用する方法です。
ただし、ここで注意していただきたいのは、機種によってはマナーモードにしても消音できないケースもあるということ。
ですから、いきなり本番で使用するのではなく、まずはご自身の機種でこの方法が使えるかどうかを試してみてください。
マナーモードの種類と効果
Androidのマナーモードは設定メニューから変更可能です。
また、音量ボタンを直接操作して音量OFFにすることもできます。
音量を示すボタン(ベルマーク)に斜線が入っていたら、マナーモード(消音)になっているということです。
このマナーモードで、スクリーンショットを撮影してみて、消音になるかどうかを試してみましょう。
お使いのスマートフォンによっては、マナーモード中でもスクリーンショット音が鳴る可能性がありますので、その場合は次の方法を試してみてください。
Googleアシスタントを活用した消音撮影
実は、Googleアシスタントを使うことで、無音でスクリーンショットを撮影することができるんです。
この方法は、ほとんどのAndroid端末で利用できる機能なので、ぜひ覚えておいていただきたいですね。
音声コマンドでの撮影手順
まずはGoogleアシスタントを起動しましょう。
話しかけたり、ホームボタンを押したりすると起動するはずです。Pixelの場合は以下のように起動できます。
Google アシスタントを使用するには、スマートフォンの側面にある電源ボタンを長押しします。
(引用元:Googleガイドブック)
あとは「スクリーンショットを撮って」と話しかけるだけで、システム音を発することなくスクリーンショットを撮影できます。
声を発したくない状況でも、直接指示を入力すると作動してくれますよ。
この方法の特徴は、物理ボタンを押す必要がないため、タップ音や振動音も発生しない点です。
さらに、「スクリーンショットを撮って共有して」というコマンドを使えば、撮影と同時に共有メニューを開くこともできます。
サードパーティ製アプリの活用術
Google Playストアには、スクリーンショット専用の優れたアプリが多数存在します。
これらのアプリを使うことで、標準機能では実現できない細かな設定や便利な機能を利用することができます。
ただし、アプリの選択には慎重になる必要がありますね。
おすすめアプリの選び方
サードパーティ製アプリを選ぶ際は、まず評価とダウンロード数を確認しましょう。
例えば100万ダウンロード以上の実績があり、4.5以上の高評価を維持しているようなアプリは理想的です。
また、最終アップデート日が3ヶ月以内のアプリを選ぶことで、最新のAndroidバージョンでも安定して動作する可能性が高くなります。
プライバシーポリシーが明確に記載されているかどうかも、重要な選定基準となるでしょう。
イヤホンをつけて無音にする方法
実はイヤホンを活用することで、スクリーンショット音を外部に漏らすことなく撮影できる方法があるんです。
この方法は、イヤホンを付けられるスマホであれば、どのAndroid端末でも利用できる万能な解決策として知られています。
物理的な手段ではありますが、他の方法では音を消せない機種での最終手段として重宝しますよ。
イヤホン活用のコツと注意点
有線イヤホンを接続すると、スクリーンショット音はイヤホンからのみ出力されるため、周囲に音が漏れることは基本的にありません。
ただし、こちらも機種によってはイヤホンではなく本体からスクショ音が出てしまうこともあります。
デカタブレットで有線イヤホンつけてあんスタのMV見てて、この編成いいな~スクショしとこ!ってスクショしたらスクショ音が爆音で鼓膜逝ったかと思った なんでこれだけ音デカいんだよ
— たかね (@takane_aaaa) June 4, 2024
また、機種によっては適度なボリュームに設定できない場合もあるため、音量の大きさには注意が必要です。
Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンでも同様の効果が得られますが、接続が安定していることを確認する必要があるのでご注意ください。
たとえば、満員電車の中など、絶対に音が出てほしくない状況ならば有線イヤホンがより確実かもしれませんね。
また、イヤホン接続時はメディア音量を最小にすることで、イヤホンからの音もれも気にならなくなります。
トラブルシューティングと応用テクニック
設定を変更しても思うように音が消えない場合のための対処法をご紹介します。
なぜかうまくいかない、という人は、ぜひ参考にしてみてください。
よくあるトラブルと解決策
最も多いトラブルは、マナーモードにしても音が鳴ってしまうケースです。
これは多くの場合、「メディア音量」の設定が有効になっていることが原因です。
また、アプリによっては独自のスクリーンショット機能を持っているものもあり、そのような場合はアプリ側の設定も確認する必要があります。
サードパーティ製のスクリーンショットアプリを使用している場合は、アプリの設定画面で音声設定を確認してみましょう。
スクリーンショットを撮るときはマナーを守ろう
Androidのスクリーンショット音の設定は、端末のメーカーやモデルによって方法が異なりますが、基本的にはいくつかの手順で解決可能です。
マナーモードの活用や、端末固有の設定変更、場合によってはサードパーティアプリの利用など、状況に応じた最適な方法を選択することが重要です。
また、定期的な設定の見直しも忘れずに行いましょう。
OSのアップデートによって設定が変更される場合もあるためです。
周囲のプライバシーに配慮しながら、状況に応じた適切な設定を心がけることをおすすめします。
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