スマートフォンの大画面化・高機能化に伴い、本体の重量は年々増加傾向にあります。
iPhone 15 Pro Maxは221g、Galaxy S24 Ultraは233gと、すでにハイエンドモデルは200gを超える重さとなっています。
そこにケースをつけると更に重くなってしまい、片手での操作や長時間の使用に支障をきたすことも。
本記事では、ケースの重量がもたらす具体的な影響から、最新の軽量素材、選び方のポイントまで、実機での検証結果を交えながら詳しく解説します。
重さを気にせず安心してスマートフォンを使いたい方必見の情報をお届けします。
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目次
スマートフォン本体の重量傾向
近年のフラッグシップモデルを見ると、その重量は年々増加傾向にあります。
冒頭でも述べましたが、iPhone 15 Pro Maxは221g、Galaxy S24 Ultraは233gと、どちらも200gを超える重量となっているんです。
GALAXY S24 ULTRA
新しいスマホにQUADLOCKケースを装着!
すごく大きくて重い🤣 pic.twitter.com/KdH5yNprmx— ソンさん@BRM1026東京200山中湖 (@Bamtol1977) April 16, 2024
これに更にケースの重量が加わることを考えると、かなりの負担になりそうですよね。
重量増加の理由を紐解く
スマートフォンが重くなっている主な理由は、大容量バッテリーの搭載と高級素材の採用です。
iPhone 15 Pro Maxの場合、チタニウムフレームの採用により前モデルより軽量化に成功しました。
しかし、4,422mAhのバッテリーを搭載しているため、手に持った時に軽い印象とはいえません。
各メーカーの最新モデル重量比較
近年発売された主要モデルを見てみましょう。
たとえば、Xperia 1 V(187g)、AQUOS R8(179g)など、日本メーカーは比較的軽量に抑えられているのがわかります。
ただし、画面サイズは若干小さめという特徴があります。
ケース装着による影響と問題点
本体の重量について理解できたところで、ケース装着時の影響について詳しく見ていきましょう。
実はケースの重さは、思っている以上に大きな影響を及ぼすんです。
一般的なケースの重量実測値
市販のケースの重量は、素材や保護性能によって大きく異なります。
例えば、TPU素材の薄型ケースは約20〜30g程度ですが、耐衝撃性能の高いミリタリーグレードのケースになると、URBAN ARMOR GEAR(UAG)のMonarch Proシリーズでは約60gも。
スマホのケースをLEPLUSからUAGに変えた。
派手かなと思ったけど、装着したら良い感じ。
耐衝撃性はLEPLUSと変わらない感じ。試してないけどww
ただし重い!寝ながらだと辛いかも😣#UAG— yas m (@yasm_910) January 5, 2020
OtterBoxのDefender Proシリーズでは実に100g越えにも達します。
本体重量によっては、約3〜4割も増しになる計算ですので、かなりの影響を受けてしまいますよね。
重量増加による具体的な影響
ケースの重量増加は、思わぬところにも影響を及ぼします。
特に気になるのがワイヤレス充電の効率低下です。
例えば、iPhone 15 Pro MaxでMagSafe充電器を使用した場合、標準の15Wの充電速度を維持するには、ケースの厚みを抑える必要があります。
厚みのあるケースを使用すると、充電速度が低下してしまうリスクがあるからですね。
軽量ケースの選び方とポイント
重量の問題点が分かったところで、軽量ケースの選び方について詳しくお話ししていきましょう。
実は、軽さと保護性能は必ずしもトレードオフの関係ではありません。
新素材の登場でここまで変わった
最近注目を集めているのが、アラミド繊維を使用したケースです。
スマホを使う時落とすことを心配しいる方にMagEZ Grip 3をオススメ🙌
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たとえば、PitakaのMagEZケースシリーズは、わずか17g前後という軽さながら、鋼の5倍の強度をもつアラミド繊維を採用しており、高い耐衝撃性能を実現しています。
価格はやや高めですが、軽さと強度を両立させた優れた製品だと私は考えています。
軽量化と耐久性の両立
ESRのAir Armorシリーズは、Air Guard™コーナーという独自の衝撃吸収構造を採用しています。
重量はわずか30g前後でありながら、米軍MIL規格をクリアしており、1.8メートルの落下衝撃にも耐えうる設計となっています。
価格は1,000~2,000円と手頃で、コストパフォーマンスの高さが魅力ですよね。
素材による重量と保護性能の違い
ケースの選び方について理解を深めたところで、ここで素材ごとの特徴についても解説していきましょう。
素材選びは、実は重量対策のポイントでもあるんです。
TPU素材の特徴と選び方
TPU(熱可塑性ポリウレタン)は、最も一般的なケース素材として知られています。
例えば、SpigenのLiquid Airシリーズは、TPU単体で重量30g程度、厚さ2.2mmという薄型軽量設計を実現。
表面にはプリズムパターン加工が施され、指紋が付きにくい工夫もされています。
価格も1,980円程度と手頃で、コスパの良さが魅力的ですね。
ポリカーボネートの実力
続いて注目したいのが、ポリカーボネート素材です。
CASEOLOGYのNano Popシリーズは、ポリカーボネートとTPUのハイブリッド構造が特徴。
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ケースサイドにドット型の模様が入っていて、しっかりとグリップすることができますよ。
2層構造でありながら比較的軽量に抑えられているのが特徴です。
実は私も愛用しているのですが、この程よい厚みと重量感がとても使いやすいんです。
軽量化の新しいトレンド
最近のケース開発では、新しい発想による軽量化が進んでいます。
従来の常識を覆すような製品も登場してきているんですよ。
レザーケースの革新
MagSafe対応ケースの分野では、レザーを採用したおしゃれなケースも躍進しています。
例えば、NOMAD製のModern Leather Caseは、重量36g程度ながら、高級感のあるホーウィンレザーを使用しているので、革の経年劣化を楽しむことができます。
性能も申し分なく、内部衝撃吸収バンパーなど、保護性能も確保しています。
価格は1万円前後とプレミアムな設定ですが、品質の高さは間違いなく、1度は試してみたい一品です。
まとめ
スマートフォンケースの重量問題は、端末の大型化に伴ってますます重要な課題となっています。
本体だけでも200グラムを超えるフラッグシップモデルに、更に重いケースを装着することで、使い勝手が大きく低下してしまう可能性があるのです。
しかし、最新の素材技術とデザイン革新により、軽量かつ高い保護性能を備えたケースも続々と登場しています。
ケース選びでは、素材や重量バランス、実際の使用シーンを総合的に検討することが大切です。
必ずしも最も軽いものが最適とは限りません。
自分のライフスタイルに合った、ベストなバランスのケースを選んでいただければと思います。
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