今回は、AppleのiPhoneシリーズとGoogleのPixelシリーズを徹底比較します。
高性能で使いやすいiPhoneと、AIカメラと純粋なAndroid体験が魅力のPixelには違った特徴があります。
そこで今回は、それぞれのシリーズの特徴や違いを、価格帯やスペック、カメラ性能などさまざまな観点で解説していきます。
具体的な違いを紹介していくので、機種選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
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目次
基本性能とスペックの違い
iPhoneシリーズは、Appleが独自開発したAシリーズチップを搭載し、ハードウェアとソフトウェアの緊密な統合により、常に業界トップクラスの処理性能を誇ります。
一方、Pixelシリーズは、Google独自のTensorチップを採用し、AI処理に特化した高性能を実現しています。
Google Pixel スマートフォンに搭載している Google Tensor は Google AI を支える独自開発のプロセッサです。Google Tensor は、スマホの利便性をさらに高めます。
(引用元:Googleストア)
実は私も以前はスマートフォンの性能の違いがよく分からなかったのですが、ベンチマークテストで比較してみると面白い違いが見えてきます。
たとえばiPhone 15 ProのA17 Proチップは、Geekbenchのスコアで単核性能が2890点、マルチコア性能が7195点を記録。
対するPixel 8 ProのTensor G3は、単核性能が1760点、マルチコア性能が4442点となっています。
メモリと容量の特徴
iPhoneはメモリ管理が非常に効率的で、6GB程度のRAMでもサクサク動作します。
メインメモリの使用効率が高いため、アプリの切り替えもスムーズです。
Pixelは8GB以上のRAMを搭載し、マルチタスクでも快適に使用できます。
アプリのバックグラウンド処理も安定しています。
このメモリ量の違いは、それぞれのOSの特性を反映したものと言えるでしょう。
バッテリー持続時間の実力
私が実際に使用してみた感覚では、どちらも1日の使用には十分な電池の持続時間を確保できています。
iPhoneは省電力設計が優れており、待機時の電力消費が少ない印象があります。
Pixelは大容量バッテリーを搭載し、急速充電にも対応しています。
一般的な使用では、両シリーズとも朝から夜まで問題なく使えることがうれしいですね。
普段の充電習慣に合わせて選んでも良いでしょう。
カメラ機能と写真品質の比較
iPhoneシリーズは、自然な色再現と優れたダイナミックレンジが特徴で、誰が撮影しても安定した写真が撮れます。
対してPixelシリーズは、AIによる画像処理が強みで、暗所でも明るく鮮明な写真が撮影可能です。
メインカメラの実力
具体的な機種を見てみると、iPhone 15 Proは48MPのメインカメラを搭載し、光学式手ブレ補正と組み合わせることで、驚くほど美しい写真が撮影できます。
一方のPixel 8 Proは50MPのメインカメラで、独自のHDR処理により、逆光でも細部まで鮮明な写真を実現します。
私が両方のカメラを使って感じたのは、iPhoneの方が自然な色合いで、Pixelの方がよりプロのような調整が可能であるということです。
ヨーロッパ行きの機内から北極圏付近でオーロラが見えました。
肉眼だと白に近い色だけど最近のスマホのカメラ性能が色を表現しててすごい。 ちなみにPixel8aの夜景モードで撮影。
北極圏近く飛ぶのはロシア避けのおかげだけどフライトは15時間半…長い。。。#オーロラ#絶景#Pixel#飛行機 pic.twitter.com/bTZBELRITw— Otakumasan (@Otakumasan1) January 22, 2025
写真好きの方は、この違いも選択の基準になるかもしれませんね。
ただし、どちらの機種も「Pro」など、上位モデルとベースモデルとの間にはカメラ性能に差がある場合も。
どの程度のスペックを求めるかによっても、機種の選択は変わってくるかもしれません。
ソフトウェアとユーザーインターフェースの違い
iPhoneシリーズはiOSを採用し、直感的で分かりやすい操作性を実現しています。
一方、PixelシリーズはGoogleならではのAndroid体験を提供し、高いカスタマイズ性が特徴です。
OSの特徴と使い勝手
iOSは統一された操作感と安定性が魅力です。
アプリの動作も安定していて、誰でも簡単に使いこなせます。
Androidは自由度が高く、ホーム画面のカスタマイズやウィジェットの配置など、より柔軟な使い方が可能です。
AndroidOSはPixelを発売しているGoogle社が開発しているソフトウェアですから、純正スマホならではのシームレスな使用感にやみつきになる人もいます。
スマートフォンを自分好みにカスタマイズしたい方には、Pixelがおすすめですね。
私自身、両方のOSを使っていますが、初心者の方にはiOSの方が使いやすいと感じています。
アップデートとサポート期間の実態
iPhoneシリーズは、5年以上のソフトウェアアップデートを提供し、長期的な使用が可能です。
Pixelシリーズも最近の機種では、なんと最長7年間のアップデートを約束し話題になりました。
Google Pixel 8 以降にアップデートが提供される期間は、米国の Google ストアでのデバイス販売開始日から 7 年間です。これには、7 年間提供される OS とセキュリティのアップデートも含まれます。
(引用元:GooglePixelヘルプ)
長く使う場合でも、セキュリティ面での安心感が高まっています。
アップデートの特徴と頻度
iPhoneは定期的なアップデートが配信され、バグ修正やセキュリティ強化が常に行われています。
Pixelも同様に定期的にセキュリティパッチが配信されており、機能の大規模アップデートもiPhoneと同じく年に1回実施されます。
長く使いたい方にとって、このような手厚いサポートは大きな魅力となりますね。
特にApple製品はハードの耐久性も優れているため、私の周りでも5年以上同じiPhoneを使い続けている人は少なくありません。
価格とコストパフォーマンスを徹底比較
iPhoneシリーズは高価格帯に位置し、最新のPro機種は20万円近い価格になることもあります。
一方、Pixelシリーズは比較的リーズナブルな価格設定で、高性能を実現しています。
維持費と周辺機器の費用
iPhoneはケースやアクセサリーが豊富で、MagSafeなどの純正アクセサリーも充実しています。
ただし、純正品は比較的高価なため、Apple純正品でガジェット周りを揃える場合は、維持費が高めになる傾向があります。
Pixelは純正アクセサリーは少なめですが、汎用的なAndroidアクセサリーが使用可能で、維持費を抑えやすい特徴があります。
必要なアクセサリーを事前に見積もっておくことも、スマートフォンの初期費用を節約することにつながりますよ。
iPhoneとPixelいずれも個性が光る魅力的な機種
結論として、初心者の方や安定性を重視する方には、使いやすさと安定性に優れたiPhoneがおすすめです。
写真にこだわりがある方や、スマートフォンをより自由にカスタマイズしたい方には、優れたカメラ性能とカスタマイズ性を持つPixelが良い選択となるでしょう。
価格面では、Pixelの方がコストパフォーマンスに優れていますが、長期的な使用を考えると、どちらも十分な価値があります。
最終的には、ご自身の使用目的や予算に合わせて選択することをお勧めします。
スマートフォンは毎日使うものですから、可能であれば店頭で触れてみて、しっくりくる方を選んでいただければと思います。
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