子供へのiPad導入は、メリットは大きいけれども不安も多いものですね。
勉強に役立つと聞く一方で、ゲームやSNSへの依存が心配という声も少なくありません。
2024年の教育現場では、iPadを活用した学習がすでに一般的になりつつあります。
デジタル教科書やクリエイティブなアプリを使いこなすことで、子供の可能性は大きく広がるでしょう。
今回は、実際に子供にiPadを持たせている筆者の経験を交えながら、メリットと注意点を詳しく解説していきます。
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目次
デジタル学習におけるiPadの優位性
まず、iPadの最大のメリットは、学習ツールとしての優れた性能です。
私自身、小学生の子供にiPadを持たせてみて、その教育効果の高さに驚かされました。
デジタルワークの普及
2024年現在、多くの教育コンテンツからiPad向けのデジタルワークがリリースされています。
もちろん、Apple Pencilを使った書き込みを活用すれば、紙の教科書とは一味違う、デジタルな学習体験が可能です。
他にも、理科の実験動画や社会科の資料映像など、マルチメディアコンテンツと連携した学習は、子供の理解を大きく深めてくれるでしょう。
学習アプリの充実度
App Storeには、非常に優れた学習アプリが豊富に用意されています。
ipadを学習のために与えた方がいいのかしら。
今は子供達用のmacbookを与えて使ってるけど。ノートアプリやスキャンアプリや
ipadやペンを使えるほうが便利なもの多そうだし
勉強に特化という形で与えたら有益かしら。— シロ (@_shiro__iro_) October 16, 2024
例えば、「Duolingo」は40以上の言語が学べる教育アプリです。
「スタディサプリ」のような大手教育企業の教材も、iPadなら快適に使用できるんですよ。
他にも進研ゼミ「しまじろうクラブ」など、教育アプリにはさまざまな教育業界の大手が参入しています。
創造性を育むツールとしての活用
iPadは、子供の創造性を引き出すツールとして、とても優れています。
実は、これが私が子供にiPadを持たせることを決めた最大の理由なんです。
デジタルアート制作の可能性
「Procreate」や「アイビスペイント」というアプリを使えば、本格的なデジタルアート制作が可能です。
私のiPadではなく、子供用のiPadでお絵描きしてもらうためにはペンを買ってあげないといけないウゥ、出費が痛いが致し方ないのか…。安いペンでもなんとかなるのか?わからん…。ソフトはアイビスでもメディバンでもいいと思うのよ。問題はタッチペンだよ✒️
— ねむまき (@nemumumaki) September 26, 2024
筆圧検知に対応したApple Pencilと組み合わせることで、水彩画から漫画作成まで、様々な表現方法を試すことができます。
画面に「ペーパーライクフィルム」を貼れば、本当の紙に描いているかのような感覚が味わえます。
私の子供も、休日には何時間もイラスト制作に没頭していますよ。
音楽制作と演奏技術の向上
「GarageBand」というApple純正の無料アプリを使えば、様々な楽器の演奏や作曲を体験できます。
バーチャル楽器の品質は非常に高く、実際の楽器演奏への興味にもつながります。
小学校の音楽の授業でも、このアプリを使った創作活動が取り入れられているそうですよ。
コミュニケーション能力の向上機会
iPadは、適切に活用すれば、子供のコミュニケーション能力を伸ばすツールにもなります。
ただし、デジタルデバイスを使ったコミュニケーションに関しては、特に保護者の方々から不安の声が多いところでもありますね。
確かに注意は必要ですが、適切なルール設定があれば、むしろ良い効果も期待できるんです。
ビデオ通話による遠隔交流
「FaceTime」を使えば、離れて暮らす祖父母との定期的な交流が可能です。
画面越しとはいえ、表情を見ながらのコミュニケーションは、子供の感受性を伸ばしたり、表現力の向上に役立ったりするでしょう。
iPad mini使ってます!
子供たち寝てる時に大人が映画見たり、祖父母とのテレビ電話なんかでも活躍してます〜✌️— リで (@__1ydia__) March 8, 2024
ちなみに私の家でも、毎週日曜日の夕方に祖父母とビデオ通話する時間を設けています。
祖父母だけでなく、子供もとても楽しみにしているんですよ。
グループ学習の促進
「Zoom」や「Microsoft Teams」といったアプリを使えば、友達と一緒に勉強する機会を作ることができます。
画面共有機能を使って問題を解き合ったり、互いに教え合ったりする経験は、社会性の発達にも良い影響を与えるでしょう。
1人きりで学習するよりも、やる気が出て相乗効果が生まれるかもしれませんね。
健康面での注意点と対策
もちろん、iPadの使用には適切な管理が欠かせません。
特に気をつけたいのが健康面への影響です。
正しい使い方を心がければ、健康への影響は大きく変わってくるでしょう。
目の健康を守る設定
iPadをはじめとするデジタルデバイスの画面には、目の疲れの原因となるブルーライトが含まれています。
ちなみにiPadはタッチ最適化されたデバイスだから子供に与える最初のガジェットとしてうってつけです。
ブルーライトが気になるならiPad側の設定で調整できるのでお試しあれ!
— からぽん (@fukurou_blog_) August 4, 2021
そこで、iPadの場合は「設定」→「画面表示と明るさ」から、「True Tone」をオンにすると、周囲の環境に合わせて自動的に色味を調整してくれますよ。
また、これは私のおすすめですが、20分に1回は20秒以上遠くを見る「20-20-20ルール」の実践も効果的です。
定期的に、目を休ませるという意識を持てると良いですね。
姿勢への配慮
長時間同じ姿勢でiPadを使用すると、首や肩に負担がかかります。
スタンド機能付きのケースを使用し、画面との距離を30センチメートル以上保つことが重要です。
また、1時間に1回は必ず休憩を取り、軽い運動を行うよう指導しましょう。
時間管理と依存対策
iPadの使用時間の管理は、最も重要な課題の一つです。
これは私自身、試行錯誤を重ねてきた部分でもあります。
実は、適切な時間管理ができるかどうかで、iPadが有益な学習ツールになるか、それとも悩みの種になるかが大きく変わってくるんです。
スクリーンタイムの活用
iPadには「スクリーンタイム」という便利な機能が搭載されています。
「設定」→「スクリーンタイム」から、アプリごとの使用時間制限を設定できます。
例えば、平日は学習アプリを2時間まで、ゲームは30分までというような具体的な制限を設けることが可能です。
我が家では、宿題が終わってから夕食までの時間を「iPad時間」として設定していますが、この明確な区切りがあることで、子供も時間を意識して使用できるようになりました。
使用状況の可視化と話し合い
週に一度、スクリーンタイムのレポートを子供と一緒に確認する時間を設けることをお勧めします。
どのアプリをどれくらい使用したのか、その時間は有効に使えたのかなど、子供自身に振り返ってもらうことが大切です。
こうやって、定期的に使用状況を振り返ることで、自己管理能力を育てることができます。
安全対策とフィルタリング
インターネット接続端末であるiPadには、適切な安全対策が不可欠です。
最近では、フィルタリングの技術も進化し、年齢に応じたきめ細かな設定が可能になっています。
コンテンツ制限の設定
「スクリーンタイム」の「コンテンツとプライバシーの制限」から、年齢に適したコンテンツのみを表示するよう設定できます。
今高3の娘は、小学高学年からiPad、ガラケー、中1からiPhone。ルール無し。
初めはフィルタリング設定、途中から解除。
中学まで子供のスマホにクレジットカード連携させていなかった。
高校からはアプリで課金画面になったらそこでやめてる↓— くろ (@shima_fuka_kuro) June 25, 2024
例えば、App Storeでのアプリダウンロードを「9+」に制限したり、Safariでの検索にフィルターをかけたりすることが可能です。
ただし、完璧な制限はありませんので、定期的に使用状況を確認することが大切ですよ。
家族での利用ルール作り
技術的な制限と同じくらい重要なのが、家族での明確なルール作りです。
「食事中は使用しない」「就寝1時間前には使用を終える」といった基本的なルールは、もちろん最初に確認し合っておきましょう。
また、「課金が必要な場合は必ず相談する」といった具体的な約束事まで、家族で話し合って決めていくと良いですね。
iPadは使い方次第で子供の可能性を広げてくれる
iPadは、使い方次第で子供の可能性を大きく広げてくれるツールです。
私自身、子供にiPadを持たせて1年が経ちましたが、学習意欲の向上や創造性の発達など、たくさんの良い変化を目にしてきました。
もちろん、課題や心配事がないわけではありません。
しかし、この記事でご紹介したような適切な管理と指導があれば、そのデメリットを最小限に抑えながら、メリットを最大限に活かすことができるはずです。
大切なのは、iPadを「与えっぱなし」にするのではなく、子供と一緒に使い方を考え、成長に合わせてルールを調整していく姿勢です。
そうすることで、iPadは子供の健全な成長を支える強力な味方となってくれるでしょう。
皆さんも、ぜひこの記事を参考に、お子さんにとって最適なiPadの活用方法を見つけていただければ嬉しく思います。
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